歯周病と口臭について

口臭の原因は大きく3つに分類されます。
一つ目は、口の中の汚れによるものです。口の中に残った食べ物のカスが腐敗した臭いや、歯垢(プラーク)が固まって歯石になったものが原因です。

二つ目は、歯周病によるものです。
歯周病により形成された歯周ポケットには沢山の細菌が繁殖するため歯周病独特の口臭が発生します。歯周病は症状がないままに進行する病気なので口臭を期に歯周病の検査をうけられることをおすすめします。

三つ目は内蔵疾患によるものです。
諫早ふじた歯科・矯正歯科に来られている患者様の中で、口臭を気にされていた方も歯周病治療や虫歯治療をしたことにより、口臭が改善され、気にならなくなったと言われる方が大勢います。

歯周病の原因は汚れが固まって出来た歯石によるものです。ですから、歯周病を改善するためには歯石を取ることです。
まずは歯周病の数値がどれぐらいなのか歯ぐきの検査を行いましょう。

ひいては口臭の改善にも繋がります。
また、諫早ふじた歯科・矯正歯科には口臭の原因となるガスを機械的に測ることができます。

自分の口臭がどれぐらいなのかを数値で見ることが出来ます。
口臭が気にる方はまずは口臭検査をされることをおすすめします。

何が原因の口臭であるかが解ると、必ず解決策がみつかり口臭は改善されます。



口臭を友人に指摘するか?

日経ウーマンオンラインで口臭の記事がありました。やはり男性にとっても、女性にとっても口臭は気になるところですね。
もしプライベートで友人とおしゃべりしている時に、友人の口がぷんと臭ったら、あなたなら友人に指摘しますか?という問題です。

これは難しい問題ですね。親しい間柄でも相手に伝えるのは少し、いや、かなりの勇気が必要です。本当に親しい友人なら伝えますが、そうでなければ黙っておくでしょう。
諫早ふじた歯科・矯正歯科でも、親や、子供から指摘されたので、口臭を調べてほしいという患者さんが良くおられます。

でも友人からの指摘はほとんどないようです。
デリケートな問題なのでよほど親しくなければ伝えにくい問題なのですね。

口臭は、自分では意外と分からないものです。かといって誰かに指摘される機会も少ないと思います。

もし相手が仕事上だけの付き合いの人なら、なお一層相手に言いにくいですし、いやな気持ちを抱いたまま仕事をしなくちゃならない苦痛も味わいます(意外と、仕事と割り切って指摘できたりして?)。



口臭の原因はバイ菌の“オナラ”

このやっかいな口臭を客観的に評価するのが口臭測定器です。吐く息に含まれる口臭の主成分であるVSC(揮発性硫黄化合物)という化学物質の濃度を測定し、数値化して口臭を評価します。一般の歯医者さんでも置いている場合があります。 さて、口臭の第一の原因は歯周病菌などが放出するガスです。

バイ菌たちも、私たちと同じように生き伸びて子孫を増やすために栄養摂取し、その代謝の過程でガスを産生するのです。
私たちが食後にオナラをするのと同じようなものです。

この歯周病菌のガスはVSCだけでなくアンモニアやインドールなどの物質も含みますが、実はこれらは私たちのオナラの成分(大腸菌などのガス)と類似しているのです。
一度、歯ブラシの歯垢に鼻を近付けてみて下さい。

結構、嫌なくさい臭いがするはずです。
ですから、歯磨きで歯垢のバイ菌のお掃除をすると、口臭が改善するのはそのためなのです。また、歯磨剤はミントなどの清涼剤を含みますから、スーッという爽快感とともに、爽やかな口臭も得られますので、口臭エチケットのために歯磨きは不可欠です。



最も臭う「モーニング・ブレス」を退治しよう

ところで、「モーニング・ブレス」という言葉があります。これは、朝の起床時の強い口臭のことで、一日の中で最も強い口臭でもあります。睡眠中の唾液の減少でお口のバイ菌が増えるのが一つの要因ですが、その意味で朝のブラッシングは口臭防止に有効です。

最後に、口臭…と言えば「タバコ」。統計(平成21年JT全国喫煙者率調査)では、わが国の喫煙率は男性で年々減少傾向ですが、女性は横ばいです。女性で最も喫煙率が高い30代で16.8%であり、男性30代46.9%に比べると低いですが、特に若い女性では増加傾向とのこと。タバコはお口の健康にも良くないです。タバコのニコチン成分は歯ぐきを血行不良にして、歯周病を悪化させる要因です。

当院では口臭検査器として、『オーラルクロマ』という精密機器を置いています。
上記の口臭の原因である3種類のガスを検出し、何が口臭の原因になっているのかを調べ、そして口臭治療を行います。

きっと改善しますので、悩むよりまず検査をお勧めします。



口臭検査について

当院では口臭検査にオーラルクロマと言う検査機器を使っています。
揮発性硫黄化合物を3成分ガスに分類し、各々のガス濃度を高精度に測定する
本格的な口臭測定器です

特徴として、
1、口臭の3成分ガスを高精度で分離測定し、口臭原因の細かな分析、治療効果の確認をします
2、専用シリンジによるシンプルな呼気サンプル法です。
3、口臭レベルの判定をし、患者様ごとの時系列でのデータ管理が可能です。

3成分ガスとは、硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドです。
この分類によって、口臭の原因を分析し、的確な治療を行うことが可能になりました。

パーフェクトぺリオについて

最近 以下のような質問がありました。

長年 家族に指摘される口臭で悩んでおります。つい最近パーフェクトペリオで治療する歯科院があると知りました。諫早市限定でこの治療を取り組んでいる歯科院を教えてください。

それに対しての回答です。
お問い合わせメール ありがとうございます。
口臭で悩まれているのですね。口臭はお口の中の問題(虫歯、不適合なさし歯、歯周病)が原因の多数を占めております。 まず、原因を確認してからそれに対する対策を立てたほうが良いと思います。
パーフェクトぺリオに関しましては、要するに特殊な水(次亜塩素酸電解水)を使用いたします。

そしてその水を使って歯石を取ったり、 歯周ポケットも中の清掃をしていきます。
従来の歯周病治療と違ったコンセプトと方法をとりますので保険治療の範疇には入りません。 すなわち自費治療になります。

その自費治療を1クール(来院回数で3~4回)もしくは2クール行った後で、 パーフェクトぺリオ水をご家庭でもずーと使用していただきます。 月に2本以上必要でしょう。
データを取ったところその水を1年間きちっと使用し続けることのできた患者さんは全体の5パーセントにも満たなかったということです。

自費治療でなおかつ継続的なケアーが必要です。そういうことをご理解の上で治療をご希望されるのであれば検討に値すると思います。
諫早市で現在この治療を行っているところは残念ながら私は知りません。

ただ準備しているところはあるかもしれません。
事実、当院でも次亜塩素酸電解水の生成器は購入済で、水の提供はできますし、治療で使用する他の器具も購入し治療の準備はしておりますが、残念ながらシステム(自費治療になるので)が出来上がっておらず、診療開始に至っておりません。