2020/08/10

ソケットリフトとインプラント

長崎県 諫早市の 諫早ふじた歯科・矯正歯科  院長の 藤田です、

最近 ソケットリフトを併用するインプラントオペが多くなってきました。

昨日、一昨日も同様なオペが続きました。

 

ここでソケットリフトについて説明しましょう。

 

これは上あごの奥歯の骨が薄く、インプラントをするには骨が足りないので、そのままではインプラントができないような症例に、骨を作ることによってインプラントを可能にする方法です。

 

上あごの奥歯の根の上に上顎洞(サイナス)といわれる空洞があります。そのスペースに人工骨や自分の骨を移植することにより、骨を増量しインプラント埋入を可能にしようという治療なんですね。

 

この治療を行うことができるかできないでかで、適用範囲が大きく違ってきます。

つまり、「骨がないからインプラントができません」 というようなことがなくなるのです。

 

ですから今まで骨がないからあきらめていた患者さんも、実はインプラントが可能な場合が多いのです。

 

このソケットリフトを行える歯科医師は少ないのですが、この処置に慣れた歯科医師が行えば決して難しく危険な手術ではありません。しかも慣れた歯科医師がおこなうとそれほど時間もかかりませんし、後述するサイナスリフトのように大きく腫れたりしません。

 

ですから、ソケットリフトのテクニックを持たない歯科医院でインプラント治療を依頼するのは避けた方がいいのではないでしょうか?

 

ただ、ソケットリフトは歯槽骨の頂上からアプローチしていきますが、鼻の横の上顎洞の側面から骨を開けていくサイナスリフトというテクニックもあります。でもサイナスリフトを施術すると5日間は大きく腫れます。それに痛みます。

同じ効果を得るのなら、腫れないで痛みの少ない方法を選択する方が良いと思いませんか?

 

私は、『もし自分が患者さんの立場だったらどうして欲しいかを』まず、考えて、自分がしてほしい治療法を患者さんにも提案します。

そういう意味では、ソケットリフトを併用したインプラント治療がますますこれからも増え続けていくと確信しています。

長崎県諫早市多良見町中里129-14

医療法人 夢昂会 諫早ふじた歯科・矯正歯科