親知らずはなぜ抜いた方がいい?
こんにちは長崎県諌早市の歯医者 諫早ふじた歯科・矯正歯科です。
今回は「親知らずですね。抜いた方がいいですね。」とよく言われる理由や親知らずの抜歯の際の検査、抜歯の方法についてのお話をします。
・痛いわけでもないのに抜きたくない
・まっすぐ生えているのに
・親知らずを抜くのは怖い
・腫れそうだし痛そう
親知らずだけでなく歯はできることなら抜きたくないですよね。
私たちも思いは同じで歯はできることなら抜きたくないものです。
しかしそのまま残すよりも抜いたほうが他の歯を守ることになったり快適な生活を送れるようになることもあります。
親知らずを抜いた方がいい理由は場合によって様々なのですが良くあるケースをお知らせします。
【親知らずを抜いたほうがいい理由】
①噛んでいないのでなくても困らない
②歯ブラシが届かないのでむし歯、歯周病になりやすい
③治療器具が届かないので治療がつらく正しい治療もしにくい
④かみ合わせに影響して顎が痛くなる原因となる
⑤かみ合わせに影響して噛んでいたい原因となる
⑥1本前の歯に影響して神経をとるリスク、抜歯のリスクとなる
この6つが親知らずを抜いた方がいい理由です。
《歯磨き、治療がしにくい親知らず》
痛くないのにまっすぐ生えているのに抜歯を勧められた経験がある方もいらっしゃると思います。この場合の抜歯は予防を目的に進められている場合が多いです。
当然前歯よりも奥歯は見えないですし狭くなっているために歯磨きがしにくいです。親知らずはさらにその奥にあるのでより歯磨きが難しく虫歯や歯周病となるリスクになります。
小さな歯ブラシでさえも届きにくい場所にある親知らずは治療の器具も当然届きにくく正確な治療を行うためには治療の回数や時間がかかってしまうこともあります。
《かみ合わせにも影響する親知らず》
歯は実は、常に出てこようとしています。親知らずは上だけや下だけ生えている方も珍しくなく全てある方でも横を向いていたりと噛んでない場合も多く見られます。そのような噛んでいない親知らずは歯の列から飛び出しかみ合わせの邪魔になることがあります。
《他の歯にも迷惑?な親知らず》
親知らずがあるために食べ物が詰まりやすくなったり磨き残しが残ることにより虫歯になることもありますが親知らず自体が隣の歯を溶かすこともあります。このように隣の歯を溶かすと神経をとる治療が必要になる場合があります。溶かす位置や大きさにより抜歯が必要になる場合もあります。
このように親知らずはまっすぐ生えてしっかり噛み合わせていて歯磨きも十分にできているのであれば大事にしたいものですが多くの方の親知らずが様々なリスクを抱えていますので自分の親知らずがどのような状態なのか検査をして知っておくと心の準備ができていいかもしれません。
歯を抜くのはなんだかもったいない気もしますし怖いですが親知らずを残すことのデメリットを知っていつまでも楽しく食事ができるようにお口の中を大切にしたいですね。
親知らずの抜歯の検査、方法については次回お話させていただきます。親知らずだけでなく不安なこと知りたいことがあればいつでもスタッフまでお声掛けをよろしくお願いいたします。