むし歯予防効果が高い「フッ素洗口」

こんにちは!長崎県 諫早市 多良見町 諫早ふじた歯科・矯正歯科 藤川です。

歯のエナメル質強化に高い効果のあるフッ素。

市販のほとんどの歯磨剤にもフッ素が含まれており、以前に比べると大変身近な存在になってきました。

歯磨剤だけではなく、マウスウォッシュやデンタルフロスなどオーラルケア補助グッズにもフッ素配合のものが増えてきています。

それだけむし歯予防にはフッ素が効果的であることが認められてきた証拠でしょう。

そこで今回は「フッ素洗口」についてのお話をしたいと思います。

フッ素洗口とは

むし歯予防を目的に、一定の濃度のフッ化ナトリウムを含む溶液でブクブクうがいをする方法です。

以前より保育園や幼稚園、小中学校と団体で簡単に実施できるむし歯予防対策として利用されてきました。

第一大臼歯(6歳臼歯)の萌出時期にあわせて就学前の保育園、幼稚園から開始し、小中学校まで続けます。

以前はフッ素が身体に与える影響を危惧し、なかなか実施が難しい時代もあったようですが、実際に施設の子供たちのむし歯発生率がかなり下がった統計結果(30〜80%)が出たり、フッ素が身近な存在になったこともあり現在では実施する園、学校は増えてきています。

 

 

フッ素洗口の予防効果

フッ素洗口の開始時期から長時間継続することが効果を確かにするために必要です。

また、この効果は終了後も持続しており子供達が大人になっても継続します。

もちろん大人になってから始めても全く問題ありません。むし歯になりやすい歯間や、歯槽膿漏や経年で下がった歯肉のために露出した根面むし歯に効果的です。

フッ素洗口の安全性

保育園児の洗口後の口腔内残留率は約10%です。

週5回行った場合0.2mgのフッ化物が口の中に残りますが、この量はお茶をコップ1〜1.5杯飲んだ時に摂取するフッ化物の量に相当します。

また体重20kgの就学前の小児が1回分の洗口液を全量(※)誤って飲んだとしても急性中毒の心配はありませんが、小さいお子さんは先ずお水でブクブクうがいの練習をしてから実施してください。

(※)全量 7ml中のフッ化物量は1.6mg

フッ素洗口の普及状況

2016年の調査では全国の約12000施設で約127万人が実施しており、世界規模でみると約1億人の小児がフッ素洗口を実施しています。

ただ、ここ数年のコロナ禍で実施が難しく、やむなく中断している所も多くあるようですが、フッ素洗口は学校だけではなく自宅でも出来ます。簡単に作れますし、コスト的にも優れています。

近くの歯医者さんでも洗口用キットを置いてあるところがあると思いますので、ブクブクうがいが上手に出来る小さいお子さんから大人の方まで、ぜひ「フッ素洗口」やってみられてください。

参考文献:e-ヘルスネット(厚生労働省)

 

フッ素の予防効果も含めて、予防歯科質問集はこちら