訪問歯科治療 とろみ剤について

とろみ剤について

長崎県の歯医者 諫早ふじた歯科・矯正歯科の藤田です。当院は訪問歯科診療も行なっております。

施設などで問題となってくるのが、入所者さんの食事の時にむせがある場合です。

うまく食事ができない方の対処に悩むことがあるのです。いわゆる嚥下障害なのですが、軽い場合、臨床において嚥下障害の方を診るときにとろみ剤を使用することが多々あります。

諫早ふじた歯科・矯正歯科 とろみ剤

とろみがないと誤嚥してしまい、肺炎(誤嚥性肺炎)を起こす危険があるため、その対処としてとろみ剤を使うのです。

ここで、とろみ剤を選択するとき何を基本に考えるのかが問題です。「とろみ剤の性質を重視するのか」、「使用しやすいものにするのか」、「毎日使用するものだからコストパホーマンスに優れているものを使用するのか」、色々あると思います。
こう言う時、まずは実際に自分たちで、とろみ剤をいくつか選択して使ってみることが大切です。今やとろみ剤は多くのメーカーからたくさんの商品が出ています。

 

ここで、とろみについて記したいと思います。同じように食事で粘りを出すものといえば、片栗粉がありますよね。何故 とろみ剤を使用して片栗粉は使用しないのかご存知でしょうか?コストだけの話なら片栗粉でとろみをつければいい話ですが大きな違いがあります。

 

料理が冷えると少し硬くなることもありますが、片栗粉は食事がすすんでいるうちにとろみが緩くなってくることがあルのです。スプーンやはしで食事をすすめるうちにスプーンやはしについた唾液の影響でサラサラになる可能性があるのです。誤嚥という危険性からリスクを減らすためにとろみをつけたものが、最後にはとろみが緩くなり誤嚥しやすくなる可能性があるからですね。

でんぷん食材というは、唾液に含まれている酵素(アミラーゼ)の力で分解されて「サラサラ」になります。
とろみ剤に関しては、その性質を変えないからです。何にでもそうですが、とろみをつけても危険もあるので、注意して使わなければなりません。使い方をしっかりと守って、とろみを調整し、うまく活用して誤嚥を防いでいきましょう!

とろみ剤は大きく3つに分類されます。第1世代(でんぷん系)、第2世代(グアガム系)、そして第3世代(キサ
ンタムガム系) と呼ばれています。それぞれ違う原料からつくられていて、後の世代ほど飲み込みやすく、また
使いやすいように改良が進められています。

食事の大切さ、いかに自分の口で食べることが幸せなのかは皆さん知っての通りです。おいしく食べてもらえる食事の質も上げていきたいですね。食べる大切さだけではなく質に関しても利用者さんに寄り添って考えていければと思います。

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長崎県諫早市多良見町中里129-14

諫早ふじた歯科・矯正歯科   理事長  藤田浩一