2022/07/08

歯周病対策について

こんにちは。諫早ふじた歯科・矯正歯科です。

 

患者様に歯周病対策って何かありますか?と質問があったので

今回は歯周病対策についてお話したいと思います。

まず、歯周病とは細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。

歯と歯肉の境目の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し、

歯肉の辺縁が「炎症」を帯びて赤くなったり、腫れたりします。

そして、進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなり、歯を支える土台が

溶けて歯が動かなくなり、最後は抜歯をしなければいけなくなってしまいます。

初期には自覚症状が無いため、発見が遅れがちになります。

歯周病の治療は、SRP(スケーリング)や薬剤などを使用して菌を退治することが基本。症状によっては外科的処置を行なうこともあります。

 

歯周病セルフチェック

♢朝起きた時に口の中がネバネバする。 ♢歯を磨いたときに血が出る ♢口臭が気になる

♢歯と歯の間に食べ物がつまりやすい  ♢歯がグラグラする     ♢硬いものを噛むと痛む

 

〇歯周病にかからないための対策〇

・歯磨きを行う(自宅でできる歯周病対策は毎日の歯磨きです。)

歯磨きでは食事による食べかすを除去するだけでなく、歯や歯肉との隙間に付いた歯垢を取り除けるよう1本1本時間をかけて磨きましょう。

歯ブラシだけでは届かない箇所がある場合には、歯間ブラシ、部分磨き用の歯ブラシ、デンタルフロスなど別の口腔ケア用品を活用するとよいでしょう。

・歯科医院で定期的に歯石除去

専用の機器で歯石を取り除き,セルフケアでは落としきれない歯垢を落とします。

丁寧に歯磨きをしても、意外に磨けていないことが多いです。ひとりひとりのお口に合った歯みがきの仕方をお教えします。

お口の健康を維持するためには定期的に検査と予防処置を行うことがなによりも大切です!

 

歯茎の奥深く付いた歯周病菌を全て無くすには、相当の時間と根気が必要となります。いつまでも丈夫な歯を保つためには、

医院での定期健診と毎日のしっかりとした予防ケアが大切です。

歯周病と全身の関係に関してはこちら