長崎県諫早市の歯医者 「諫早ふじた歯科・矯正歯科」理事長の藤田です
今回は 歯の治療を受けたときに支払う治療費の中で、初診料に関しての記事です。
■歯医者の初診料とは?
虫歯や歯周病などの治療で歯医者を受診すると、最初に初診料がかかります。これは医科の病院でも同じなので、その仕組みについてはご存知の方も多いことでしょう。今回はそんな歯医者の初診料について、詳しくご説明します。
▼初診料がかかるのは最初だけ?
かかりつけ歯科医がいらっしゃる方は、いつも同じ歯科医院を受診されていることでしょう。そこで疑問に感じるのが初診料を請求されるタイミングや回数、頻度ですよね。「初診」という名前がついているので、その歯科を始めて訪れた時だけ発生するのが「初診料」であると勘違いされている方は意外に多いです。
初診料というのは、あくまでひとつの治療に対して請求されるものです。そのため、一連の治療が終わったり、新たに別の治療のために受診したりした場合は、改めて初診料がかかります。例えば、虫歯で歯医者を受診して、3回の通院で治療が完結したとします。それから数週間、あるいは数ヶ月経ってから歯周病の治療で歯科を受診した場合は、同じ歯科医院であっても初診料が発生します。
▼再診料との違いは?
再診料とは、文字通り「再診」の際に発生する医療費であり、初診料とは全く別のものです。保険点数も初診料が264点であるのに対し、再診料は56点となっています。これらは会計をしたあとに発行される明細書に詳しく記載されていますので、気になる方は毎回チェックするようにしましょう。
▼医科と歯科では初診料の値段が違う?
医科の病院やクリニックでも歯科と同様、初診料と再診料がかかりますが値段設定が少し異なります。基本的に医科の方が初診料と再診料ともに高い診療報酬が設定されており、歯科との違いに戸惑う方もいらっしゃるかもしれません。これは日本の厚生労働省が決めていますので、私たちは従うだけです。その点はしっかりと理解しておかないと、病院で混乱することもあるかと思いますのでご注意ください。
▼定期検診でも初診料はかかる?
歯科では、虫歯や歯周病を効率良く予防するために、定期検診・メンテナンスの受診を推奨しています。歯が痛かったり、歯茎に異常があったりするなど、具体的な病気の症状が現れていなくても歯科を受診することに疑問を持っている方も少なくありません。しかも、定期検診の際も当然ではありますが初診料が発生することから、予防のための歯科への受診を控えてしまう方が非常に多いのが現状です。ただ、そうした考え方は口腔ケアの先進国とは大きく異なる点に注意しなければなりません。
◎北欧は定期検診を受けるのが当たり前?
初診料や予防処置の費用がかかる定期検診・メンテナンスは、そもそも受けるメリットが少ないように感じますが、それらを当たり前のように受けているスウェーデンなどの北欧諸国では、結果として生涯医療費を抑制することに成功しています。
つまり、初診料や定期検診でかかる費用よりもそれによって虫歯や歯周病を予防できることの方が経済的メリットも大きくなるということなのです。そうしたことに気付いている北欧の人々はある意味で賢いといえるでしょう。もちろん、定期検診で虫歯や歯周病を予防できれば、かけがえのない歯の寿命の延伸にもつながるというメリットも得られます。
▼まとめ
このように、歯医者を初めて受診した際には、初診料がかかります。ひとつの治療が終わったり、また別の歯医者を受診したりすると、改めて初診料が発生しますので、その点はご注意ください。診療報酬というのは、一般の人にわかりにくい点が多々あり、日頃から疑問に感じていることもあるかと思います。そうした歯科医療に関する疑問であれば、定期検診の際にでもお気軽にお尋ねください。諫早ふじた歯科・矯正歯科のスタッフがわかりやすくご説明します。
長崎県諫早市多良見町中里129-14
医療法人 夢昂会 諫早ふじた歯科・矯正歯科