2023/05/05

歯を削らないドックベストセメント治療

こんにちは、長崎県諫早市多良見町の歯医者「諫早ふじた歯科・矯正歯科」です。

今回は歯を削る量が少ないドックベスト治療についての紹介です。

 

従来の虫歯治療は虫歯になっている部分をすべて削り取って、詰め物をしたり

虫歯が大きい場合は神経の処置をして被せ物をする治療をします。

 

 

ドックベストセメント治療とは虫歯菌を殺菌することで虫歯を治すという治療になります。

 

ドックベストのセメントにはFeイオンとCuイオンが含まれています。

  このFeセメントとCuセメントの電位差がバイオフィルム(虫歯菌がつくる歯を溶かす膜)の生成を阻止します。

抗生剤などの薬剤ではなく、ミネラル成分による虫歯菌の殺菌作用により虫歯を治す治療です。

 

ドックベストセメントの特徴

①痛みが少ない

ドックベストセメントは薬の効果で虫歯を治すため、最小限しか歯を削りません。

そのため痛みの少ない治療となります。

②歯の神経を残すことができる

深い虫歯を多く削ると歯の神経に達してしまうことがあります。

歯の神経は歯に栄養を与える役割があるために、神経を取ってしまうと歯に栄養がいかずに弱くなってしまします。そのため神経がある歯に比べて、破折するリスクが高くなります。そのため歯の神経はなるべく残して治療するのが理想的です。

ドックベストセメント治療は歯を多く削る必要がないため歯の神経を残せる

可能性が高くなります。

③効果が永く続く

ドックベストセメントはミネラル成分が殺菌効果を持続させるため、永続的な効果があります。

④副作用がない

ドックベストセメントは天然ミネラル(銅やリン酸、亜鉛など)を主成分としているため副作用の心配がありません。

⑤治療回数が少ない

歯をなるべく削らずに治す治療法なので、治療回数も2、3回ほどで終了します。

 

ドックベストセメント治療の流れ

①虫歯で柔らかくなった歯を削り取ります。この時神経に影響のない程度の虫歯を削り取ります。

②ドックベストセメントを削ったところに詰めます。ドックベストセメントを詰めた後、効果が出るまで3カ月ほど待ちます。

③3ヶ月後虫歯が治っていることを確認してから最終的な詰め物を作ります。

 

ドックベストセメント治療の注意事項

①虫歯があまりにも大きい歯、すでに痛みが出ている歯、歯の欠けている範囲が広い歯には適応できない場合があります。その場合は通常の治療(神経の処置)を行います。

②ドックベストセメント治療は自費治療となります。そのため保険治療に比べ高額になります。治療費は1本につき12,100(税込)となります。

またその後の最終的な詰め物も自費治療となります。

 

歯をあまり削らずに治療をしたい方、歯の神経を残したい方、詳しくはスタッフまでお尋ねくださいね

長崎県諫早市多良見町中里129-14

医療法人 夢昂会 諫早ふじた歯科・矯正歯科