2023/08/29

初期虫歯の見つけ方と治療・予防法

■初期の虫歯の見つけ方と治療・予防法

 

こんにちは、諫早ふじた歯科・矯正歯科の藤田です。今回は初期の虫歯について、その特徴や治療法、予防法についてお話ししたいと思います。虫歯は進行すると痛みやトラブルを引き起こすことがありますが、早期に発見し適切な治療を行えば、痛みを軽減し、歯を守ることができます。

 

▼初期の虫歯の特徴

 

初期の虫歯は、以下のような特徴があります。

 

白い斑点:歯の表面に白い斑点が現れることがあります。これは、歯の内部が溶けてミネラルが失われることで起こります。専門的には「表層下脱灰(ひょうそうかだっかい)」と呼ばれる現象で、虫歯の始まりとお考えください。厳密には「初期う蝕(CO)」に分類されます。下の写真で白っぽくなっているところです

諫早 歯医者 諫早ふじた歯科・矯正歯科 歯の脱灰

痛み:初期の虫歯では、歯が冷たいものや熱いものに敏感になることがあります。また、甘いものを食べたときにも痛みを感じることがあります。痛みが生じる場合は、もうすでに歯の表面に穴があいており、エナメル質の虫歯(C1)と診断できます。

 

食片圧入:歯の表面に穴があいたり、側面がザラザラになったりすることで食べ物が詰まりやすくなります。これもまた初期の虫歯で起こりやすい症状といえます。

 

▼初期の虫歯の治療法

 

初期の虫歯を治療する方法は以下の通りです。

 

フッ素塗布:初期の虫歯では、フッ素を歯の表面に塗布することで、再石灰化を促進し、虫歯の進行を防ぐことができます。ただし、効果があるのは初期う蝕に限られます。

 

レジン修復:歯の表面が損傷している場合、レジンという素材を使って修復することができます。これにより、虫歯の進行を防ぎ、歯を守ることができます。

 

▼虫歯は初期の段階で治すのが基本!

 

上段でも説明した通り、虫歯は初期の段階であれば比較的簡単に治せます。歯の表面に穴があいていない初期う蝕なら、歯を削る必要さえないのです。ですから「これって初期の虫歯かも?」と感じる症状が認められたら、出来るだけ早く歯医者さんに診てもらうようにしましょう。理想を言えば、初期の虫歯も予防できるようにしてください。初期の虫歯の予防法は、次の章で詳しくご説明します。

 

▼初期の虫歯の予防法

 

初期の虫歯を予防するためには、以下の方法が効果的です。

 

歯磨き:適切な歯磨きを行い、歯垢を除去することが重要です。特に、寝る前の歯磨きは念入りに行いましょう。また、歯ブラシは小さめのものを選び、歯と歯茎の境目をきれいに磨くことがポイントです。

 

フロスや歯間ブラシの使用:歯ブラシだけでは届かない歯間の汚れを、フロスや歯間ブラシできれいにしましょう。これにより、虫歯菌の繁殖を抑えることができます。

 

フッ素入り歯磨き粉の使用:フッ素入りの歯磨き粉を使うことで、歯の再石灰化を促し、虫歯の予防に役立ちます。

 

定期的な歯科受診:歯科医師による定期的なチェックが虫歯の早期発見に繋がります。また、プロによる歯垢や歯石の除去も虫歯予防に大切です。

 

食生活の改善:甘いものや酸性の飲み物を摂りすぎないことが重要です。また、食事のバランスを整え、ビタミンやミネラルを十分に摂取しましょう。

 

▼まとめ

 

初期の虫歯は、早期に発見し適切な治療を行うことで、痛みを軽減し、歯を守ることができます。歯磨きやフロスの使用、定期的な歯科受診、食生活の改善など、日常的なケアが虫歯予防に大変効果的です。諫早ふじた歯科・矯正歯科では、患者さん一人ひとりのお口の状況に合わせた治療や予防指導を行っています。虫歯にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

長崎県諫早市多良見町中里129-14

医療法人 夢昂会 諫早ふじた歯科・矯正歯科