こんにちは、諫早ふじた歯科・矯正歯科です。
今回は、口腔ケアについてお話していきます。
年齢を重ねるごとに全身にあらゆる変化があらわれますが、お口の中も同じように変化が現れてきます。特に、介護を必要としている高齢者の方はご自身で適切な口腔ケアを行うことが難しく、お口の中の状態が悪くなると、全身の健康と生活に大きな影響を与えます。
口腔ケアの重要性
・食事摂取と栄養
お口の中にトラブルがあると、食事摂取が難しくなり、栄養不良のリスクが高まります。体力を維持し、十分な栄養を摂るために重要です。
・感染症の予防
適切な口腔ケアができていないと、お口の中の細菌が繁殖し、それを誤嚥してしまうと誤嚥性肺炎につながるリスクが高まります。
口腔ケアの方法
1.うがい
まず、水でうがいを行い、食べ物のかすなどの大まかなよごれを落とします。
誤嚥しないように、姿勢に注意し、ガーゼなどで水分を取ります。
2.歯磨き
歯ブラシで優しく歯を磨きます。柔らかめの歯ブラシで細かく動かします。難しい場合は、電動歯ブラシを使いましょう。
3.歯間ブラシ、フロス
歯間ブラシとフロスを使って、歯と歯の間の汚れを落とします。歯間ブラシにはサイズがあるので適切なものを選びましょう。
4.スポンジブラシ
スポンジブラシは、先端がスポンジになっているブラシです。スポンジを湿らせて、頬や歯ぐき、舌などについた汚れを優しく落としたり、マッサージにも良いです。
5.口腔ケア用ウェットティッシュ
指に巻いたりして、頬や歯ぐきなどの汚れを拭くことができ、奥のほうの汚れをかき出しやすいので便利です。
6.義歯ブラシ
入れ歯専用のブラシです。小さなブラシと大きなブラシに分かれており、持ち手もつかみやすく作られています。
7.ガーグルベース
うがいをしてもらううがい受けです。洗面台などで口腔ケアが難しい場合に、丸い洗面器よりも口から吐き出す水を受けやすい形状になっており便利です。
口腔ケアの注意点
・なるべく本人任せ、最後に磨き残しのチェック、仕上げ磨きを行います。また、できるだけ短時間でスムーズに行いましょう。
プロによる口腔ケア
口腔ケアは毎日の歯磨きなどセルフケアも大切ですが、歯科医院での定期的なプロフェッショナルケアを受けることが重要です。歯科医院への通院が難しい場合は歯科訪問診療のサービスを利用することで口腔ケアだけでなく、むし歯や歯周病の治療、入れ歯の調整などもできます。
ふじた歯科・矯正歯科でも毎週水曜日に歯科訪問診療を行っていますので、なにかお口のことでお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。