2023/11/24
目次
小児の口腔機能管理について
ふじた歯科 ブログ
こんにちは、長崎県 諌早市 諫早ふじた歯科・矯正歯科です。
今回は「小児の口腔機能管理」について話したいと思います。
1,小児の口腔機能管理はなぜ必要?
口の大きさが小さく歯並びが悪いため、呼吸がうまくできない子供さんが増加しています。
お口が十分に成長できれば、歯並びの問題や呼吸不全は起きません。
特に呼吸が悪い、いびきをかく、上向きで寝れない、歯ぎしりをするなどは慢性的な酸素不足になり、健全な成長が望めません。
諫早ふじた歯科・矯正歯科では、そのような問題に対して発音の不良や食べ物の飲み込みの異常や呼吸不全など、お口の成長不良などを各種検査で調べ、
問題点がある場合は歯科医師・歯科衛生士が育成指導を行っています。
2,保険治療でできます!
国の保険改定で、子供の健全育成が非常に重要であるという観点から保険治療で管理を行うことができるようになりました。
(⚠️15歳未満が対象です)
3,どうして口呼吸は行けないの?
呼吸は本来、鼻から息を吸い鼻から吐く鼻呼吸が正常な状態ですが、最近は口から息を吸って口から吐く口呼吸をする人が増え、問題視されています。
空気中にはほこりや細菌が含まれているため、鼻呼吸でその大部分が自然にろ過されますが、口呼吸では直接肺に入っていきます。
・口や喉が乾燥しやすく、唾液の分泌が悪くなり、むし 歯や歯周病になりやすくなります。
・口臭やいびきの原因にもなります。
・舌や口の筋力の低下(舌の位置が正しくないと、前歯を舌で押す状態になるため、ポカン口になったり歯並びが悪くなる原因にもなります。)
4,口腔機能発達不全症評価項目
・食べる(咀嚼・嚥下・食べる量など)
・話す(構音・お口の癖など)
・その他(栄養・口呼吸・いびきなど)
5,指導
口ポカンをやめてお鼻で呼吸しましょう!
口が開いている時は優しく教えてあげるようにしましょう。まずは自覚する事が大切です!
⚠️追い詰めては行けません。
お口の筋トレ(お口の周りの筋肉を鍛えるトレーニング)
①お口を閉じます。
②左ほほをふくらませます。
③右ほほをふくらませます。
④両ほほをふくらませます。
⑤そのまま両ほほを指で押して「ぶー」と音をたてます。
かみごたえのある食品をよく噛んで食べましょう!
かみごたえのある食材
(きゅうりスティック、りんご、メロンパン、たくあんなど)
<メリット>
肥満予防・良い歯並びを作る・発音がはっきりする など
お口の周りの筋トレ(お口の周りの筋肉を鍛えるトレーニング)
あいうべ体操
あ おもいっきり大きく口を開けます。
い おもいっきり大きく口を横に広げます。
う おもいっきり唇を前に突き出します。
べ おもいっきり舌を前に突き出します。
⚠️1日30セットやってみましょう!
顔や歯並びを変形させる癖
指しゃぶり、お口ポカン、ほおづえ、うつぶせ寝など
パタカラ体操(発音・発語・飲み込みのトレーニングをしましょう)
パの効果 唇の力を強くします。
タの効果 舌の先の力を強くします。
カの効果 舌の奥の力を強くします。
ラの効果 舌を巻く力を強くします。
「ぱぱぱぱ、たたたた、かかかか、らららら」×10