こんにちは 諫早ふじた歯科・矯正歯科です。
師走という名の通り今年の12月もあっという間に過ぎていき、2023年も残りあと僅かとなりました。
こんな毎日の慌ただしさの中、調子の悪い歯や歯肉をそのまま放置していませんか?
実は年末年始は、詰め物が取れたり歯肉が腫れるなど、お口のトラブルが1番起こりやすいと言われています。
年末年始は歯科医院も休診になるので、年末に慌てて駆け込む患者さんが増えたり、年明けの診療開始日は休み中に痛みを我慢していた急患の電話が大変多いです。
「急に歯が痛くなった」「銀歯が取れて歯がしみる」「お餅を食べたら仮歯が取れた」「入れ歯が欠けた」「歯肉が腫れて痛い」などの訴えが主ですが、
痛みの原因として多いのは虫歯と歯周病です。
虫歯が神経の場所まで広がると冷たいものや熱いものがしみたり、噛んだ時に痛みが出ますが銀歯や詰め物が外れた場合でも同じような症状が出ます。
歯周病が休日のときに悪化しやすいのは、年末年始の不規則な生活により身体が疲れていることが原因にあげられます。暴飲暴食やいつもの歯磨きがちゃんと出来なかったり…歯周病は免疫とも深くかかわっており、仕事が忙しいときやストレスがあると症状が出やすくなります。
年末年始は仕事の忙しさから解放される一方、遠出して遊びに行ったり里帰りなどでいつもと違った忙しさがあります。
また、食事会や飲み会での暴飲暴食、久しぶりに顔を合わせる親戚や義理の家族への気遣いからくるストレス、夜更かしが続いて寝不足気味、飲んでコタツで転寝して歯磨きしないで朝まで寝てしまった…。心当たりがある方も多いと思います。
季節がら風邪やインフルエンザに罹って体調を崩しやすいのもこの時期です。
病院が休みの時に限ってこのような症状が多く出るのは、長期の休日特有のいつもと違う非日常の行動が関係しているのかもしれません。
年末年始によくあるお口のトラブルとして主な6つをまとめてみました。
・銀歯や冠などの詰め物が取れた
外れた物の状態によってはそのまま付け直すことが出来る場合がありますので、念のため捨てずに持って行ってみてください。外れた理由の一つとして中が虫歯になっていることがあります。この場合は付け直すことはできず治療が必要になります。外れたまま放置しておくとそこから虫歯が酷くなり、しみたり痛みが出てくる可能性が高くなるので、年明け早めに歯科医院で治療を受けましょう。
・⻭がズキズキ痛む、歯肉が腫れて痛む
元々あった虫歯や歯周病が進行したり、歯が欠けたりした場合は出来るだけ痛みのない方でお食事は摂るようにしてください。噛んで圧をかけ刺激を与えないようにしましょう。
・⻭がしみる
お口に冷たいものを含むと歯がしみる、ブラッシングの時に歯ブラシが当たるとチリっとする…このような症状が出た場合は知覚過敏かもしれません。歯に刺激があるものは避け、ブラッシングは優しく行ってください。市販の知覚過敏用の歯磨き粉で応急的に対応しても良いかもしれません。
・口内炎が出来た
身体の疲れ、寝不足、偏った食事、暴飲暴食でできやすいのが口内炎です。小さいものだと2-3日で治っていくものですが、大きいものですと数日かかることもあります。食事は刺激物を避け、ブラッシングも患部付近は強くこすったりしないように注意しましょう。
・⼊れ⻭が欠けた、割れた
欠けたり割れたりした入れ歯をそのままお口に入れるのは大変危険ですので、歯科医院で診てもらえるまで 使わないでください。お⼝の中を傷つける危険性があります。
また、ご⾃⾝で接着剤などを使って修理するのはやめましょう。
すぐに⻭科医院に⾏けない場合はしばらく柔らかいものを⾷べるなどし、できるだけ早めに⻭科医院で診てもらいましょう。状態によっては作り直しが必要な場合もあります。
・歯や口唇をケガした
歯をぶつけて折れた、抜けた、転んで唇をかんで出血したなどの場合あせらずに消毒、止血などの家庭でできる応急処置をまずして歯科医院へ連絡しましょう。年末年始も時間を決めて診療を行っている歯科医院も増えてきましたが、休診しているところがほとんどだと思います。
そんな休日の場合、各地域ごとに休日救急当番医が対応してくれます。長崎県内の休日救急当番医の情報は長崎県歯科医師会「8020ながさき」の休日救急当番医のページから確認できます。
こうした年末年始の急なお口のトラブルを防ぐためにも、普段から痛かったり、違和感、調子が悪いなと感じたときは早めに歯科医院を受診しましょう。
定期的に検診、メンテナンスを受けておくと未然に防ぐこともできます。
皆さんにとって出来ればこんなトラブルのない、楽しい年末年始が過ごせますように(^-^)
長崎県 諫早市 多良見町 諫早ふじた歯科・矯正歯科