2024/01/23

混合歯列期(小児歯科)の特徴

混合歯列期の特徴と注意点について

 

こんにちは、諫早ふじた歯科・矯正歯科の藤田です。今回は、乳歯と永久歯が混在する混合歯列期についてお話しします。この時期は、成長の過程で歯並びや噛み合わせが大きく変化する重要な時期です。適切なケアや注意点を押さえ、お子様の健康な歯の成長をサポートしましょう。

諫早ふじた歯科・矯正歯科 混合歯列

混合歯列期の特徴

 

混合歯列期は、乳歯が抜け始めて永久歯が生え始める時期で、通常は6歳から12歳までとされています。小児歯科の分野です。この時期の特徴は以下の通りです。

 

乳歯と永久歯が混在: 永久歯が徐々に生え始めるため、乳歯と永久歯が同時に口腔内に存在します。

 

歯の生え変わり: 乳歯が抜け、永久歯が生える順番には一定のパターンがあります。通常、下の前歯から始まり、上の前歯、奥歯の順に生え変わります。歯の生え変わりの異常は、歯医者さんでなければなかなか見抜けません。

 

歯並びの変化: 永久歯が生える際、隣の乳歯が抜けることでスペースができ、歯並びが変化します。歯並びが一時的に悪くなりますが、多くのケースでは正常な変化であり、過剰に心配する必要もありません。ただし、その背景に何らかの異常が潜んでいる場合もありますので、気になる方は一度、歯医者さんに相談しましょう。

 

混合歯列期に注意すべき点

 

混合歯列期には以下のような注意点があります。

 

歯ブラシの使い方: 乳歯と永久歯が混在するため、歯ブラシを選ぶ際は柔らかめのものを選び、歯と歯ぐきに優しく当てながら磨くようにしましょう。

 

フロスの使用: 永久歯が生え始めると、歯間が狭くなることがあります。フロスを使用して歯間のケアを行いましょう。

 

定期検診: 混合歯列期は歯の生え変わりが活発な時期です。定期的な歯科検診を受け、歯の生え方や歯並びの変化をチェックしましょう。

 

矯正歯科の相談: 混合歯列期は、歯並びや噛み合わせの問題が発生しやすい時期です。早期発見・早期治療が重要なため、矯正歯科の相談をお勧めします。

 

口呼吸の改善: 口呼吸は、歯並びの悪化や噛み合わせの問題を引き起こすことがあります。口呼吸の習慣がある場合は、早めに対策を講じましょう。

 

食生活の見直し: 乳歯と永久歯が混在する時期は、歯が弱くなりやすいため、バランスの良い食事や硬い食べ物を摂取することで、歯に適度な刺激を与えましょう。

 

口腔習癖は混合歯列期に入る前に改善

 

口呼吸や指しゃぶり、舌を突き出す癖などは、歯並びや噛み合わせを乱すだけでなく、顎の発育にまで深刻な悪影響を及ぼすことがあります。それだけに口腔習癖は、大人の歯並びへの移行が始まる混合歯列期に入る前に改善しておくことが望ましいです。もうすぐ小学校に上がるのに指しゃぶりや爪を噛む癖がなおらない。歯並びが原因でどうしても口で呼吸をしてしまう。そうしたお悩みをお持ちの方は、早めに歯医者さんに相談しましょう。歯医者さんでは、口腔習癖や誤った呼吸法をさまざまな方法で改善することができます。

 

まとめ

 

今回は、乳歯と永久歯が混在する混合歯列期について、諫早ふじた歯科・矯正歯科が解説しました。混合歯列期は、歯の成長に大きく関わる重要な時期です。上記の注意点を押さえて、適切なケアを行いましょう。また、定期的な歯科検診を受けることで、お子様の歯の状態を把握し、問題があれば早期に対処することができます。

 

諫早ふじた歯科・矯正歯科では、お子様の歯の成長をしっかりとサポートします。混合歯列期に関するご相談や疑問がございましたら、お気軽にご連絡ください。一緒に、お子様の健康な歯の成長を見守りましょう。

長崎県諫早市多良見町中里129-14

医療法人 夢昂会 諫早ふじた歯科・矯正歯科