2024/04/19

噛むことの大切さ

長崎県諫早市多良見町「諫早ふじた歯科・矯正歯科」です。

 

患者さんからもっと歯を大切にしておけば良かったとの声を聞くことがあります。

今日は歯の役割についてお話しします。

歯 諫早 ふじた歯科

歯の役割

人が健康な生活を送るためには、美味しい食事をすることが大切になります。

毎日美味しく楽しく食事をするには噛むとこが重要になってきます。

むし歯や歯周病が原因で歯がなくなると、噛めなくなって食事がしにくく、体の健康を損ねてしまいます。

奥歯が1本なくなると、咀嚼率は40%に低下します。

また28本全て歯が残っている状態で100%噛めていた人が部分入れ歯になると咀嚼率は25%になり、総入れ歯になると20%にまで低下してしまいます。

自分の歯できちんと噛むためには、歯や口腔機能の維持が大切になってきます。

歯が悪いと美味しい食べ物も、十分に味わうことができません。

 

咀嚼の役割

健康な歯で食べ物をしっかりと噛むことは、全身の健康に大きな効果があります。

咀嚼することによって身体にいい影響があるのでいくつか紹介します。

 

1,食べ物の消化・吸収が良くなる

唾液の分泌を促進し、胃腸での食べ物の消化吸収を促進します。

よく噛まないと、消化不良を起こすことがあります。

 

2,むし歯や歯周病を予防します

唾液に含まれる免疫物質が細菌を減少させるため、口腔内が清潔に保たれ、むし歯・歯周病予防につながります。

 

3,強い顎をつくります

硬いものをよく噛み食事をすると、上下の顎の骨や顔面の筋肉が発達し、丈夫な顎をつくります。

顎が十分に発達していないと、歯並びが悪くなり運動能力が低下する恐れがあります。

 

4,脳を刺激、活性化します

美味しい、まずい、硬い、柔らかいなどの感覚を感じたり、噛むという筋肉運動によって脳細胞の代謝が活性化し、血液の循環が良くなることで、十分な酸素と栄養が脳に運ばれます。

 

5,がんや老化を防止します

唾液に含まれるペルオキシターゼというたんぱく質には、発がん性物質の発ガン作用を抑える働きがあります。

またペルオキシターゼには、老化現象などの身体に悪影響を与える活性酵素を抑制する働きもあるため、よく噛むことは老化防止にもつながります。

 

6,ストレス解消と肥満防止

ゆっくりと時間をかけて楽しく食事をすることによって、緊張をほぐし精神を安定させ、ストレス解消につながります。

食事に時間をかけることによって、満腹感を得られ、肥満防止の効果もあります。

 

しっかりとした歯があることでこれらの役割を得られることができます。

美味しく食事をするためにも今ある歯を大切にしていただきたいと思います。

お口のことでお困りがあれば、早めに解決するためにもスタッフまでお声掛けください。

長崎県諫早市多良見町中里129-14

医療法人 夢昂会 諫早ふじた歯科・矯正歯科

電話番号 0957-43-2212

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