2024/04/24

インプラントのメンテナンスが重要な理由!メンテナンスの内容も解説

こんにちは。長崎県諫早市にある歯医者「諫早ふじた歯科・矯正歯科」です。

インプラントのメンテナンス相談

「インプラントのメンテナンスはなぜ重要なの?」「インプラントのメンテナンスの内容や頻度は?」など、インプラント治療後のメンテナンスについて疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

インプラントは寿命が長い治療法ですが、良好な状態を維持するためにはメンテナンスが重要です。メンテナンスを怠ると早期に使用できなくなる可能性もあるため、メンテナンスは忘れずに受けましょう。

今回は、インプラント治療を受ける際に知っておきたいメンテナンスの重要性や内容、頻度、費用について解説します。自宅でできるメンテナンス方法も紹介しますので、インプラント治療を受ける予定の方や、インプラント治療後の方はぜひ参考にしてください。

インプラントのメンテナンスの重要性

インプラントのメンテナンスの重要性を説明

インプラント治療後のメンテナンスは、インプラントのトラブルを未然に防ぐために非常に重要です。インプラントは虫歯になりませんが、メンテナンスを怠るとインプラント周囲炎を発症する可能性があります。

インプラント周囲炎は細菌感染症の一種で、歯に付着したプラークが原因で起こるインプラント周囲組織の炎症です。歯肉や歯槽骨の破壊が進みインプラントを支えきれなくなると、最悪の場合インプラントが脱落する可能性もあります。

初期では自覚症状がなく進行も速いため、気付いたときには重症化していることも少なくありません。インプラント周囲炎を予防するためには、歯科医院の定期的なメンテナンスでインプラントや周囲組織の状態を確認し、歯のクリーニングを受けて清潔を維持することが大切です。

メンテナンスを受けていれば、インプラント周囲炎を発症しても早期発見・早期治療が可能です。

また、インプラント治療後はインプラントの歯が欠けたり噛み合わせが悪くなったり、インプラント体と人工歯をつなぐアバットメントのネジが緩んだりすることもあります。メンテナンスを受けることで、こうしたトラブルにも早期に対応できるでしょう。

インプラント治療後のトラブルを未然に防ぎ、治療後の良好な状態を長期維持するためには、定期的なメンテナンスが重要なのです。

インプラントのメンテナンスで行う内容

インプラントのチェック

歯科医院で行うインプラント治療後のメンテナンスの内容は、以下の通りです。

  • 口腔内のチェック
  • レントゲン検査
  • 歯のクリーニング
  • ブラッシング指導

それぞれくわしく解説します。

口腔内のチェック

インプラントを良好な状態で維持するためには、口腔内のトラブルの予防が非常に重要です。メンテナンスでは、歯や歯茎の状態や噛み合わせなどに問題がないかをチェックします。

歯肉の炎症や虫歯など、問題があった場合は治療が必要です。噛み合わせが悪くなってインプラントの歯に負担がかかるとインプラント周囲炎を起こすおそれがあるため、噛み合わせの調整も行います。

レントゲン検査

レントゲン検査では、インプラントを支える人工歯根や顎の骨の状態を観察します。インプラント体の結合に問題がないかを確認して、インプラント周囲炎や上顎洞炎などの骨や周辺組織の炎症を調べます。

とくに、インプラント周囲炎は初期では自覚症状がないため、レントゲン検査で内部の状態を定期的にチェックすることが重要です。

歯のクリーニング

インプラントのメンテナンスでは歯科医師、または歯科衛生士による歯のクリーニングを行います。専用の機器を用いて歯垢や歯石、着色など自宅で落とせない汚れの除が可能です。

自宅でのセルフケアにプラスして歯のクリーニングを受ければ、インプラント周囲炎を効果的に予防できます。

ブラッシング指導

インプラント周囲炎予防の基本は毎日の歯磨きです。

ただし、毎日歯磨きをしていても、正しいブラッシングができていないと汚れをしっかりと除去できません。自宅で正しいセルフケアを行うために、ブラッシング指導を行います。

磨き残しやすい箇所をチェックして、お口の状態に合った適切なブラッシング方法を指導します。正しいセルフケアを継続することで、口腔全体のトラブルを予防できるでしょう。

インプラントのメンテナンスを受ける頻度

インプラントのメンテナンスを受ける頻度イメージ

インプラント治療後は、3か月に1回のペースでメンテナンスを行います。特に、インプラント治療後の1年間はトラブルが起こりやすいため、メンテナンスの頻度を多くしたほうがよいでしょう。

それ以降も3か月に1回程度のペースでメンテナンスを継続するのが一般的です。

ただし、口腔内の状態によってメンテナンスの頻度は変わります。歯周病がある場合は1~2か月に1回メンテナンスが必要になることもあるでしょう。

インプラントのメンテナンスの費用はどれくらい?

インプラントのメンテナンスの費用を計算

インプラントのメンテナンスには基本的に保険が適用されません。インプラント部分のメンテナンスにかかる費用は歯科医院によって異なりますが、3,000~1万円程度が目安です。内容によって費用は変動するでしょう。

インプラントには有料で5年~10年の保証が付いていることがほとんどですが、定期的なメンテナンスを受けていることを保証の条件とする歯科医院が多いです。当院は無料で5年保証を設けておりますが、メンテナンスを受けていることが条件です。

メンテナンスを怠ると、再治療が必要になった際の費用が全額自己負担となるため注意しましょう。

自宅でできるインプラントのメンテナンス方法

デンタルフロスを持つ女性

インプラントを良好な状態で維持するためには、歯科医院のメンテナンスはもちろん、自宅でのセルフケアも非常に重要です。適切なセルフケアにより口腔内の清潔を保つことで、インプラントのトラブルを未然に防ぐことができます。

ここでは、自宅でできるインプラントのメンテナンス方法について解説します。

丁寧なブラッシング

インプラント治療後は、丁寧なブラッシングで汚れをしっかり除去しましょう。インプラント周囲炎などのトラブルを予防するために、インプラント治療後はセルフケアの徹底が必要です。

歯を磨くときは歯ブラシを細かく動かして、歯肉との境目をとくに意識して磨きましょう。

歯間ブラシやフロスを使用する

歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスを使用して口腔ケアを行いましょう。歯ブラシだけで汚れをしっかりと除去するのは難しく、とくに歯と歯の間は歯ブラシが行き届きにくいです。

歯間の隙間が小さい箇所にはデンタルフロスを、隙間が大きい箇所には歯間ブラシを使用すると効果的です。

デンタルリンスを使用する

デンタルリンスを歯磨き後の仕上げに使用すると、効果的に口腔内の清潔を維持できます。デンタルリンスで口の中をすすぐことにより、口腔内全体の殺菌が可能です。

デンタルリンスには薬用成分を含むものやアルコールを含むものなど、さまざまな種類があるため、自分に合ったものを選択しましょう。

まとめ

インプラント治療イメージ

インプラントを長持ちさせるためには、インプラント治療後の定期的なメンテナンスが非常に重要です。

インプラント治療後はインプラント周囲組織に炎症が起こるインプラント周囲炎を発症するリスクがあります。インプラント周囲炎は初期では自覚症状はありませんが、進行が早く気付いたときには重症化していることも少なくありません。

インプラントを支える歯槽骨にまで炎症が広がると、インプラントが抜け落ちる可能性もあります。定期的にメンテナンスを受けることで、インプラント周囲炎などのトラブルを未然に防ぐことができ、トラブルが生じても早期に対処が可能です。

メンテナンスでは口腔内のチェックやレントゲン、歯のクリーニング、ブラッシング指導などを受けられます。インプラントを長持ちさせるために、しっかりとメンテナンスを受けましょう。

インプラント治療を検討されている方は、長崎県諫早市にある歯医者「諫早ふじた歯科・矯正歯科」にお気軽にご相談ください。

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長崎県諫早市多良見町中里129-14

医療法人 夢昂会 諫早ふじた歯科・矯正歯科

電話番号 0957-43-2212

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