2025/11/28

インプラントと入れ歯の違い

インプラントと入れ歯の違いは?

どちらが自分に合っているのか徹底解説

諫早ふじた歯科・矯正歯科の藤田です。今日はインプラントと入れ歯の違いに関して解説します。

歯を失ってしまったとき、多くの方が迷われるのが**「インプラント」と「入れ歯」**の選択です。

どちらも「噛む機能を取り戻す」ための治療ですが、実は構造・使い心地・見た目・耐久性に大きな違いがあります。

この記事では、インプラントと入れ歯の違いを分かりやすく比較し、ご自身に合った選び方のポイントをお伝えします。


インプラントってどんな治療?

インプラントは、あごの骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を固定する治療法です。

天然の歯に最も近い構造を再現できるため、「第3の永久歯」とも呼ばれています。

 

インプラント模型インプラントの3つの構造

① インプラント体(人工歯根)
骨に埋め込むチタン製のネジ部分

② アバットメント
インプラント体と人工歯をつなぐ中間パーツ

③ 上部構造(人工歯)
セラミックなどで作られる白い歯の部分

チタンと骨がしっかり結合することで、自分の歯のようにしっかり噛めるのが最大の特徴です。

見た目も自然で、会話中に人工歯だと気づかれることはほとんどありません。


入れ歯ってどんな治療?

入れ歯は、歯ぐきの上に人工の歯をのせて使う取り外し式の装置です。

失った歯の本数によって、「部分入れ歯」と「総入れ歯」の2種類があります。

入れ歯1

入れ歯の種類

部分入れ歯
一部の歯を失った場合に使用します。金属のバネ(クラスプ)で残っている歯に引っ掛けて固定します。

総入れ歯
すべての歯を失った場合に使用します。吸着力や粘膜の形で維持します。

入れ歯は保険適用で作ることができるため、費用を抑えられるのが大きなメリットです。


インプラントと入れ歯、何が違うの?

インプラント入れ歯
固定方法あごの骨に埋め込む歯ぐきや他の歯で支える
見た目天然歯に近く自然金属バネが見える場合も
噛む力天然歯の80〜90%約20〜30%と弱い
装着感自分の歯のように違和感が少ない動いたり外れることがある
耐久性10年以上の長期使用が可能数年ごとの調整・作り替えが必要
お手入れ定期検診と丁寧な歯磨き取り外して毎日洗浄
費用自費治療(当院:1本48.4万円)保険内で作製可能
治療期間数ヶ月〜半年程度数週間〜1ヶ月程度

インプラントはしっかり噛めて見た目も自然、入れ歯は費用が安く手軽という大きな違いがあります。

どちらを選ぶかは、生活スタイル・健康状態・費用の考え方によって変わってきます。


インプラントのメリット・デメリット

こんなメリットがあります

自分の歯のように噛める
ステーキやおせんべいなど、硬いものも自然に噛めます。

見た目が美しく自然
セラミックの歯を使うため、口元の印象が若々しくなります。

周囲の歯を削らない
ブリッジのように隣の健康な歯を削る必要がありません。

骨の吸収を防げる
インプラントが骨に刺激を伝えるため、あごの骨が痩せにくくなります。

こんなデメリットもあります

  • 外科手術が必要(局所麻酔で行います)
  • 骨量が少ない場合は追加処置が必要なことも
  • 費用が高い(当院では1本48.4万円・税込)
  • 治療期間が数ヶ月かかる

入れ歯のメリット・デメリット

こんなメリットがあります

保険が使えるため費用が安い
初めての方でも比較的導入しやすい治療です。

手術が不要
体への負担が少なく、短期間で完成します。

取り外して清掃できる
お手入れしやすく、清潔を保ちやすいです。

こんなデメリットもあります

  • 噛む力が弱く、硬いものが食べづらい
  • 話すときに外れたりズレたりすることがある
  • 食事中に痛みを感じることがある
  • 顎の骨が徐々に痩せていく
  • 金属のバネが見えて見た目が気になる場合も

こんな方にはインプラントがおすすめ

✓ 入れ歯の違和感が強い
✓ 見た目を自然にしたい
✓ しっかり噛んで食事を楽しみたい
✓ 若々しい口元を保ちたい
✓ 他の歯に負担をかけたくない

当院では、インプラント実績2150本以上の経験をもとに、一人ひとりの骨の状態やご希望に合わせた治療を行っています。


当院のインプラント治療「4Sコンセプト」

諫早ふじた歯科・矯正歯科では、4つの「S」にこだわった治療を提供しています。

Small(低侵襲)

痛みや腫れを最小限にする精密手術を行います。

Speedy(短期間)

抜歯即時インプラント・即時荷重にも対応。最短2ヶ月半で上部構造を作成できます。

Safe(安全)

CT撮影による精密診断とシミュレーションで、リスクを徹底的に排除します。

Simple(わかりやすい)

治療内容や費用を事前に明確にご説明。安心して治療を受けていただけます。

さらに、**骨が少ない方へのサイナスリフトやGBR(骨造成)**にも対応可能です。

「他院でインプラントは難しいと言われた」という方も、ぜひ一度ご相談ください。


結局、どっちを選べばいいの?

最終的な選択は、お口の状態・生活環境・希望する快適さによって異なります。

重視したいことおすすめの治療
費用を抑えたい入れ歯
見た目を重視したいインプラント
しっかり噛みたいインプラント
治療期間を短くしたい入れ歯
手術に抵抗がある入れ歯
将来の健康を考えたいインプラント

迷っている方は、まずはカウンセリングで骨の状態や噛み合わせを確認してみましょう。

当院では、CT撮影を含めた精密検査を行い、最適な治療法をご提案しています。


まとめ – 「一生、自分の歯のように噛める喜び」を

インプラントと入れ歯の大きな違いは、**「固定方法」と「噛む力」**です。

  • 入れ歯は手軽で安価ですが、どうしてもズレや違和感が出やすくなります
  • インプラントは外科的処置が必要ですが、自然な見た目としっかり噛める機能を取り戻せます

一度しっかりとした診断を受けることで、「自分にはどちらが合っているのか」が明確になります。


インプラント・入れ歯のご相談はお気軽に

当院では、インプラント・入れ歯の両方に対応しています。

メリット・デメリットを正直にお伝えしたうえで、あなたに最適な治療法をご提案いたします。


ご予約・お問い合わせ

📞 お電話: 0957-43-2212
💻 Web予約: https://fujitashika.com/yoyaku/

諫早ふじた歯科・矯正歯科
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