2026/01/09

インプラントとブリッジ、どちらがよい?

インプラントとブリッジ、どちらがよい?後悔しないために知っておきたい違いと選び方を徹底解説

「歯を1本失ってしまったけれど、インプラントとブリッジ、どちらを選べばいいの?」

これは、長崎県諫早市の「諫早ふじた歯科・矯正歯科」でも、非常によくいただくご質問です。

歯を失ったまま放置することは、見た目が悪いだけでなく、周囲の歯が動いてしまったり、噛み合わせが崩れたりといった健康上のリスクを伴います。失った歯を補うための代表的な治療法が「インプラント」と「ブリッジ」ですが、これらには費用、期間、外科手術の有無、そして「将来の歯の寿命」に大きな違いがあります。

この記事では、歯科医師の視点から、それぞれの特徴を深掘りし、あなたが10年後、20年後に「この治療を選んでよかった」と思えるための判断基準を詳しく解説します。

1. インプラント治療とは?:自分の歯をもう一度手に入れる

インプラント治療をした歯茎

インプラントは、失った歯のあごの骨に「チタン製」の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。

インプラントの構造

インプラントは大きく分けて3つのパーツで構成されています。

  1. インプラント体(人工歯根): 骨の中に埋め込む部分。
  2. アバットメント: 土台となる部分。
  3. 上部構造: 実際に見える「歯」の部分。

インプラントのメリット

  • 周囲の健康な歯を削らない: 最大のメリットです。他の治療(ブリッジ)と違い、隣の歯に頼らず自立するため、残っている大切な歯を傷つけません。
  • 天然歯に近い噛み心地: あごの骨と直接結合するため、自分の歯と同じような感覚で、硬いものもしっかり噛めます。
  • あごの骨が痩せにくい: 噛む刺激が骨に直接伝わるため、歯を失った後に起こりやすい「骨の吸収(痩せること)」を防ぐ効果があります。
  • 見た目が自然: 歯ぐきから生えているような仕上がりになり、入れ歯やブリッジのような違和感がほとんどありません。

インプラントのデメリット

  • 外科手術が必要: インプラントを埋入するための手術が必要です。
  • 治療期間が長い: 骨とインプラントが結合するのを待つ必要があるため、通常3ヶ月〜6ヶ月程度の期間を要します。
  • 自費診療(保険適用外): 高品質な素材と高度な技術を要するため、治療費が高額になります。

2. ブリッジ治療とは?:短期間で失った歯を補う

ブリッジは、失った歯の両隣の歯を「土台」として削り、橋(ブリッジ)を架けるように一体型の被せ物を装着する治療法です。

欠損分をブリッジで補綴

ブリッジのメリット

  • 外科手術が不要: あごの骨に器具を埋めるような手術はありません。持病などで手術が難しい方にも適しています。
  • 治療期間が短い: 早ければ数週間(2〜3回の通院)で完成します。
  • 保険診療が選べる: 費用を抑えて治療することが可能です(素材に制限はあります)。
  • 固定式で違和感が少ない: 入れ歯のように取り外す手間がなく、日常生活に支障はありません。

ブリッジのデメリット

  • 健康な歯を大幅に削る: 最大のリスクです。土台となる両隣の歯が虫歯のない健康な歯であっても、削らなければなりません。
  • 土台の歯に大きな負担がかかる: 本来、3本分の噛む力を2本の歯で支えるため、土台の歯の寿命が縮まりやすくなります。
  • 汚れが溜まりやすい: ダミーの歯(ポンティック)と歯ぐきの間に隙間ができやすく、高度なセルフケアが求められます。

3. 【徹底比較】インプラント vs ブリッジ

比較項目

インプラント

ブリッジ

残った歯への影響

全くない(守ることができる)

隣の歯を削り、負担をかける

噛む力

天然歯とほぼ同等

天然歯の約60%程度

見た目の美しさ

非常に高い(天然歯と遜色ない)

保険診療では金属が見える場合あり

治療期間

36ヶ月(骨の状態による)

12週間(スムーズな場合)

寿命・耐久性

1020年以上(メンテナンス次第)

平均710

外科手術

必要

不要

費用

自費診療(高額)

保険適用~自費まで選択可能

4. 歯科医師が教える「選び方」の重要ポイント

どちらを選ぶべきか迷った際、以下の4つのポイントで自分に合うものを考えてみましょう。

① 「10年後、20年後の自分」を想像する

インプラントの最大の強みは、**「残された他の歯を守れること」**です。

1本の歯を失ったとき、ブリッジを選ぶと、数年後には土台にした隣の歯もダメージを受け、連鎖的に歯を失うリスクがあります。一方、インプラントは他の歯を独立させておけるため、お口全体の崩壊を防ぐ「防波堤」の役割を果たします。

② 隣の歯の状態はどうなっているか

  • 隣の歯が「健康で一度も削ったことがない歯」の場合: インプラントを強くおすすめします。健康な歯を削ってしまうのは非常にもったいないからです。
  • 隣の歯に「すでに大きな被せ物がある」場合: すでに削ってある歯であれば、ブリッジのハードルは下がります。被せ物をやり直すタイミングでブリッジにすることも選択肢に入ります。

③ 全身疾患や骨の状態

糖尿病などの持病がある方や、ヘビースモーカーの方は、インプラントの成功率が下がることがあります。また、あごの骨の厚みが極端に足りない場合は、骨を作る処置が必要になるか、ブリッジが推奨されることがあります。

④ 予算と価値観

インプラントは初期費用こそかかりますが、長期的に見て「他の歯を失うリスク」や「再治療の頻度」を減らせるため、投資価値の高い治療と言えます。対してブリッジは「まずは安価に、早く噛めるようにしたい」というニーズに応える治療です。

5. インプラントで後悔しないために:諫早ふじた歯科・矯正歯科のこだわり

インプラントは「手術が怖い」「失敗しないか不安」というお声も多い治療です。当院では、患者さまの不安を安心に変えるために、最新設備と技術を導入しています。

精密なCT診断とシミュレーション

あごの骨の構造、神経や血管の位置を3次元で把握できる歯科用CTを使用。コンピュータ上で埋入位置をシミュレーションするため、安全性の高い手術が可能です。

抜歯即時インプラントへの対応

条件が整えば、歯を抜いたその日にインプラントを埋入する「抜歯即時インプラント」も行っています。治療期間を大幅に短縮し、外科処置の回数を減らすことで、患者さまの負担を軽減します。

充実のアフターケア

インプラントを長持ちさせるには、装着後のメンテナンスが不可欠です。当院では専任の歯科衛生士が、インプラント特有のクリーニングを行い、お口の健康を末永くサポートします。

6. まとめ:あなたの人生に寄り添う選択を

歯を失った際の治療に、絶対的な「唯一の正解」はありません。

  • 「他の歯を守り、一生自分の歯のように噛みたい」なら、インプラント。
  • 「手術を避け、早期に安価で治したい」なら、ブリッジ。

大切なのは、歯科医師から十分な説明を受け、ご自身が納得して選ぶことです。

「私の場合はどちらがいいの?」

「インプラントをしたいけれど、骨が足りないと言われた」

「ブリッジをすると隣の歯がどれくらい持つのか知りたい」

そんな悩みをお持ちの方は、ぜひ一度、諫早市の「諫早ふじた歯科・矯正歯科」へご相談ください。私たちは、あなたが10年後に「あの時、ここで相談してよかった」と思える治療を一緒に考えます。

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諫早ふじた歯科・矯正歯科