こんにちは。長崎県諫早市にある歯医者「諫早ふじた歯科・矯正歯科」です。

セラミック治療は自由診療で行われるケースが多く、治療費用が高額になりがちです。費用負担を軽減するために、医療費控除の対象になるのか知りたいと考える方も多いでしょう。
この記事では、セラミック治療の基本から医療費控除の概要、対象になるケース・ならないケース、申請時の注意点などをわかりやすく解説します。正しく医療費控除を活用できるよう、参考にしてください。
目次
セラミック治療とは

セラミック治療は、歯の機能を回復させながら見た目の美しさも整えられる治療法として広く用いられています。ここでは、素材の特徴や治療の種類について解説します。
セラミック素材の特徴
セラミックは陶器に近い成分でできた白い素材です。天然の歯のような透明感と質感を再現できるため、周囲の歯と見分けがつかないほど自然に仕上がるのが大きな魅力です。
また、表面が非常に滑らかで汚れがつきにくいため、虫歯や歯周病の予防効果も期待できます。時間が経っても変色しにくく、治療直後の白さを長く保てるのもメリットでしょう。
金属を含まないため、銀歯のように成分が溶け出して歯茎が黒ずむといった心配もありません。金属アレルギーの方も、安全に使用することが可能です。
代表的なセラミック治療の種類
代表的なセラミック治療には、セラミックインレー(詰め物)、セラミッククラウン(被せ物)、歯の表面に薄いセラミックの板を貼り付けるラミネートベニアなどがあります。歯の状態や治療目的に応じて選択されます。
医療費控除とは

医療費控除は、1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合に、所得税や住民税の負担を軽減できる制度です。確定申告を通じて税金の一部が還付される仕組みになっており、家計の負担を減らすことができます。
この制度は自分自身だけでなく、生計を一にする配偶者や親族のために支払った医療費も対象となります。1月1日から12月31日までの1年間に支払った医療費の合計が、10万円または総所得金額の5%のいずれか低い方の金額を超えた場合に控除を受けることが可能です。
控除額の上限は200万円と定められています。
対象となる医療費には、病院や診療所での治療費、処方された医薬品の購入費、通院のための公共交通機関の交通費などが含まれます。歯科治療においても、虫歯や歯周病の治療、入れ歯の作製など、治療目的で行われたものは医療費控除の対象です。
なお、医療費控除を受けるためには確定申告が必要になるため、医療費を支払った際の領収書は大切に保管しておきましょう。
セラミック治療は医療費控除の対象となる?

セラミック治療が医療費控除の対象になるかどうかは、治療の目的によって判断されます。ここでは、医療費控除の対象となる可能性がある治療について解説します。
虫歯治療でのセラミック使用
虫歯で歯を削った後の修復のためにセラミックを使用する場合、病気の治療に該当するため医療費控除の対象となります。保険診療で使用される銀歯やレジンと比べて費用は高額になりますが、虫歯という疾患を治療するという必要性があるためです。
歯の破損や欠損の修復治療
事故や転倒などによって歯が欠けたり折れたりした場合、その損傷を修復する治療は医療行為として認められるため、医療費控除の対象になります。外傷による歯の破損は、放置すると痛みや感染の原因になるため、適切な処置が必要です。
また、神経を取った歯は内部が脆くなりやすく、そのままでは割れたり欠けたりするリスクが高まります。このような歯を保護する目的でセラミッククラウンを装着する治療も、歯の機能を維持するために必要な処置として扱われ、控除の対象に含まれます。
さらに、噛み合わせの不具合を改善するためにセラミックを使用するケースもあります。咀嚼機能の回復や顎関節症の改善といった理由であれば、材料がセラミックであっても治療目的と判断される可能性があるでしょう。
セラミック治療で医療費控除が対象にならないケース

基本的に機能の回復を目的とする場合は医療費控除の対象となりますが、美容目的の場合は対象外となります。ここでは、控除が受けられないセラミック治療の代表的なケースを解説します。
純粋な美容・審美目的の治療
歯に問題がないにもかかわらず、見た目を整えるためだけにセラミッククラウンやラミネートベニアを選択する場合は、医療費控除の対象にはなりません。例えば、歯の色をより白くしたい、歯の形を整えたい、口元の印象を良くしたいといった理由で行う治療は、美容行為と判断されます。
芸能活動や接客業など、職業上の理由で見た目を整える必要がある場合でも、治療の目的が審美性にあると判断されるため控除の対象にはなりません。
健康な歯を削って行う処置
虫歯や破折などの明確な治療理由がない状態で、健康な歯を削ってセラミックを装着する治療も控除の対象外です。例えば、歯並びを整えるために健康な歯を削ってセラミックを被せるといったケースは、医学的な必要性が認められない限り、審美目的の矯正と判断されます。
見た目の改善だけを目的とした差し歯の交換
古い差し歯を新しいセラミックに交換する場合でも、交換理由が「変色が気になる」などの見た目を良くしたいという美容目的のみであれば控除の対象外です。
ただし、差し歯の劣化や土台に虫歯ができているなど、治療が必要な理由が明確であれば控除の対象となる可能性があります。そのため、交換の理由が治療目的なのか美容目的なのかを明確にしておくことが大切です。
医療費控除の申請の仕方

医療費控除を受けるためには、確定申告で必要な書類を揃え、決められた手順で申請する必要があります。ここでは、申請の流れをシンプルにまとめてご説明します。
領収書と必要書類の準備
まず、1年間に支払った医療費の領収書をまとめておきましょう。セラミック治療の費用だけでなく、他の歯科治療や医科の診察、薬局で購入した医薬品の領収書も対象になります。
通院の際に利用した公共交通機関の交通費も申告できるため、領収書がない場合は、利用した交通機関や区間、金額をメモしておくようにしてください。セラミック治療については、治療内容がわかる明細書があると、治療目的であることを説明しやすくなるでしょう。
なお、確定申告時には医療費の領収書を提出する必要はありませんが、領収書や医療費通知は自宅で5年間保管する義務があります。申告内容を確認された場合に備えて、整理して保管しておきましょう。
医療費控除の明細書を作成する
次に、医療費控除の明細書に医療費の内容を整理して記入します。病院名や支払った金額などをまとめ、セラミック治療の場合は、虫歯治療のためのセラミッククラウンなど、治療目的がわかるように記載しておくことを意識してください。
金額が大きい治療については、診療明細書のコピーを添付しておくと申告時の説明がしやすくなるでしょう。
確定申告書を提出する
医療費控除額を計算し、確定申告書に記入して提出します。提出方法は、税務署への持参・郵送・e-Taxのいずれかです。
申告期間は通常2月中旬から3月中旬までですが、還付申告は1月から受け付けています。早めに申請することで、還付金をスムーズに受け取れるでしょう。
まとめ

セラミック治療が医療費控除の対象となるかは、治療目的によって決まります。虫歯治療、歯の破損修復、噛み合わせ改善といった明確な医療目的があれば控除対象となりますが、美容目的や予防目的のみの治療は対象外です。
医療費控除を活用することで、高額になるセラミック治療の実質的な負担を軽減できます。控除を受けるためには領収書の保管と確定申告が必要ですので、治療を受ける際は必ず領収書を保管し、治療内容の記載がある明細書ももらっておきましょう。
セラミック治療を検討されている方は、長崎県諫早市にある歯医者「諫早ふじた歯科・矯正歯科」にお気軽にご相談ください。
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