2025/04/02

インプラント治療後に頭痛がするのはどうして?原因と対処法

こんにちは。長崎県諫早市にある歯医者「諫早ふじた歯科・矯正歯科」です。

インプラントを入れたイメージ

歯を失った際の治療の選択肢として、インプラント治療があります。インプラントを入れると、治療後に頭痛を引き起こすことがあります。噛み合わせが変わったことや、上顎洞やインプラントの周囲に炎症が起きたことなどが原因として考えられるでしょう。

一見、頭痛には関係ないように見えるため、気付かずに放置してしまうことも少なくありません。

この記事では、インプラント治療後に頭痛がする原因や対処法について解説します。

インプラント治療とは

歯科医がインプラント治療について説明するイメージ

歯を失った際の治療法には、入れ歯・ブリッジ以外にインプラントがあります。インプラント治療とは、失った歯の部分にチタン製のねじを埋め込み、その上に被せ物を取り付ける治療法です。

入れ歯やブリッジは、保険適用で治療でき費用が抑えられるのがメリットです。他の歯に負担がかかったり金属が目立ったり、使い心地がよいとは言えないケースもあることがデメリットです。

インプラントでは、人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を装着します。自分の歯のような美しい見た目を再現でき、独立して機能するため周囲の歯に負担をかけません。

また、チタンには骨と結合するという特性があるため、しっかり噛めるようになるのがメリットです。

ただし、保険適用外となるため、従来の治療法よりも費用が高い傾向にあります。また、インプラントと顎の骨の結合を待つ必要があるため、早くても4ヵ月~半年、長ければ一年程度かかるのが一般的です。抜歯が必要な症例の場合、さらに治療期間が長くなる場合もあります。

当院では、炎症がない・歯茎の状態がよいなどの条件が合えば、抜歯とインプラントの埋入を同日に行います。約2~3ヵ月という短い期間での治療終了を目指しますが、それでも入れ歯やブリッジと比べると治療期間が長くなるケースが多いです。

インプラント治療後に頭痛がする原因

インプラント治療後に頭痛になった女性

インプラント治療後に頭痛がする場合、以下の要因が考えられます。

噛み合わせが悪い

インプラント治療後に噛み合わせが悪くなると、顎やお口周りの筋肉に負担がかかり、頭痛が起こることがあります。お口周りの筋肉は首や肩から全身につながるため、噛み合わせが原因で全身の不調につながることもあるので注意が必要です。

インプラントの噛み合わせが悪くなる主な原因は、以下の2つです。

噛み合わせの不具合

全体の噛み合わせと比べてインプラントだけが高すぎる場合、インプラントに負荷がかかって頭痛が起こることがあります。この場合、被せ物の噛み合わせを調整することで、改善できるでしょう。

また、反対にインプラントの噛み合わせだけが低くなっている場合も、頭痛が起こることがあります。インプラント治療から数年経つと、被せ物がすり減って全体の噛み合わせが悪くなることがあるのです。

特に、噛み合わせの力が強い方や歯ぎしり・食いしばり癖がある方は、被せ物の擦り減りが起きやすいといえます。噛み合わせは日々変化するものですので、定期的なチェックが欠かせません。

インプラントのぐらつき

インプラントは、顎の骨に埋まっているインプラント体、歯の部分の被せ物、2つをつなぐアバットメントの3つの部品で構成されます。

アバットメントは長期間の使用により徐々にゆるむことがありますが、これにより噛み合わせが悪くなるケースがあります。放置しているとインプラント自体がぐらつくこともあるため、早急に対処することが大切です。

上顎洞に炎症が起こった

上の歯のインプラント治療の場合、上顎洞の炎症が原因で頭痛が起こることがあります。上顎洞とは、鼻の横にある空洞のことです。上顎洞は、上の歯の根っこの先あたりに位置するため、インプラントの埋入時に傷をつけてしまうと炎症が起こることがあります。

これにより細菌感染が起こった場合、上顎洞が炎症し頭痛につながることがあるのです。

上顎洞炎の場合、頭痛以外にも、鼻づまりや頬の痛み、上顎・鼻の近辺の圧迫感、発熱などの症状が出ることがあります。インプラント治療後にこのような症状がある場合は、すぐに歯科医院を受診しましょう。

インプラント周囲炎

インプラント周囲炎で歯がぐらつき始めると、噛み合わせの悪化により頭痛を引き起こすことがあります。インプラント周囲炎は、磨き残しが原因で歯周病のような症状が出る病気のことです。

初期の場合、歯茎の腫れや出血程度しか症状が出ません。症状が悪化すると、インプラントの周りの顎の骨を溶かし、インプラントがぐらつき始めます。

さらに、インプラントのぐらつきだけにとどまらず、最悪の場合は自然と抜け落ちてしまうこともあります。インプラント周囲炎は、インプラントの寿命を縮める最大の要因のため、早めに対処することが重要です。

インプラント治療後に頭痛がするときの対処法

インプラント治療後の頭痛を歯科医に相談するイメージ

インプラント治療後に頭痛がする場合、以下の方法で対処してください。

歯科医師に相談する

インプラント治療後の頭痛には、さまざまな原因があります。頭痛という症状はあっても、患者様自身で原因を特定し、対処することは難しいです。

間違った方法で対処すると、原因の放置につながり、口内環境や全身の不調が悪化するかもしれません。そのため、まずは歯科医院を受診し、頭痛について相談するとよいでしょう。

噛み合わせの調整

全体の噛み合わせが悪いことが原因で頭痛が起きている場合、噛み合わせの調整で対処可能です。インプラントの被せ物が高い場合、被せ物を少し削って調整します。また、アバットメントがゆるんでいる場合、ねじの締め直すことで対処できます。

ただし、被せ物の破損やインプラントそのもののぐらつきが原因である場合、作り直しや再治療が必要になることがあります。噛み合わせは自然に治ることはないため、放置せずすぐに歯科医院を受診しましょう。

上顎洞炎の治療

上顎洞炎の治療法は、以下の通りです。

薬物治療

上顎洞に炎症が起きている場合、まずは薬の服用により炎症を落ち着けるのが一般的です。抗生物質を服用して炎症を解消し、痛み止めで痛みを取り除きます。

上顎洞炎が慢性化している場合は、薬物治療が長期に渡ることがあります。

外科治療

薬物治療で症状が改善しない場合、上顎洞炎の原因であるインプラントを抜去したり、歯茎を切開して上顎洞の粘膜を除去したりして対応します。副鼻腔を広げて上顎洞内の換気を行い、炎症を和らげる方法を実施することもあります。

上顎の炎症を放置すると合併症を引き起こす可能性があるため、早急に治療を受けることが大切です。

インプラント周囲炎の治療

インプラント周囲炎の治療法を、進行段階で分けて確認しましょう。

軽度の場合

インプラント周囲炎の基本的な治療法は、以下の通りです。

  • インプラント周囲の歯垢・歯石の除去
  • 歯周ポケット内に薬剤の注入
  • ブラッシング指導
  • 生活習慣・食生活のアドバイス

インプラント周囲炎の原因は、歯垢・歯石が溜まっていることです。そのため、まずはお口全体のクリーニングを行い、原因となる汚れを取り除きます。インプラント周囲に炎症が起きている場合は、念入りに洗浄を行い、薬剤の注入を行う場合もあります。

また、治療の効果を高めるためには、毎日の歯磨きや生活習慣の改善も大切です。ブラッシング指導により歯磨きの質を高められれば、日々の歯磨きだけでもインプラント周囲炎が予防できるでしょう。

さらに、規則正しい食生活・禁煙を行うことで、口内トラブルを予防や全身の健康を守れます。

重度の場合

インプラント周囲炎が重度になり、骨の吸収がすすんでいる場合、基本的なインプラント周囲炎の治療にくわえ、外科的な治療も行います。具体的には、麻酔をおこなって歯茎を切開し、人工歯根を露出させて歯垢・歯石を除去します。

まとめ

インプラント治療後の頭痛が治って旅行を楽しむ男女

インプラント治療後は、上顎洞やインプラント周囲の炎症、噛み合わせの悪化などが原因で頭痛が起こることがあります。特に、インプラント周囲炎を放置していると、最終的にはインプラントが抜け落ちてしまうかもしれません。

そのため、まずは歯科医院を受診し、頭痛の原因に合った適切な治療を受けることが大切です。

インプラント治療を検討されている方は、長崎県諫早市にある歯医者「諫早ふじた歯科・矯正歯科」にお気軽にご相談ください。

これまでのインプラントに関するブログはこちらをご覧ください

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