2021/05/01

ウイルス感染症予防と口腔ケア

こんにちは。長崎県諫早市の歯医者 諫早ふじた歯科・矯正歯科です。

口腔ケアの第一の目的は、虫歯や歯周病の予防ですが、口腔ケアが不十分だと、さまざまな全身疾患を招くことがわかっています。口腔内の歯垢(プラーク)を放置すると、歯垢の中に潜む歯周病菌がウイルスの酵素を活性化させるのでウイルスに感染しやすくなります。
歯周病菌は歯肉から毛細血管に入り込み、動脈硬化、狭心症や心筋梗塞、糖尿病、骨粗しょう症などさまざまな病気リスクが上昇するのです。
様々なウイルス感染を防ぐ上で丁寧な歯磨きや舌の清掃という口腔ケアがきわめて重要となります。
またウイルス感染症に有効な対策は、体の免疫力を低下させないことです。
お口の細菌は腸内にたどり着き、腸内細菌のバランスを乱して全身の免疫力を弱めますので、口腔ケアは免疫力アップにも効果があります。

感染予防できる口腔ケアのポイント

正しい口腔ケアを当院で学ぼう

歯の形は複雑なので、歯ブラシの毛先が届いて、いないところには必ず汚れが残ります。
定期健診や歯科衛生士の歯みがき指導を受診し、自分にあった磨き残しの少ない方法を学びましょう。

1日1回、舌みがきを

朝起きて舌を鏡でよく観察してみましょう。舌苔がついていれば、起床時に舌磨きを行うと効果的です。まず、水を口に含んだりして舌苔を柔らかくし、水で濡らしただけの柔らかめの歯ブラシまたは舌ブラシで舌をできるだけ前に出しながら奥から手前に、全体的に磨きましょう。

口の中を乾燥させない

口の潤いのもとは唾液です。前述したように、唾液は細菌やウイルスを防御してくれるため、口腔内の乾燥対策が重要です。唾液は副交感神経が優位なときによく分泌されるので、リラックスする時間を確保するといいかもしれません。咀嚼することでも増えるので、食べるときはよく噛んで食べてください。
さらに、鼻呼吸を心掛け、就寝時にマスクをするのもいいでしょう。
気になることがある方は当院にご相談ください。

歯周病予防に関してはこちら

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