2022/07/05

矯正で保険適用されるケースと値段

【 矯正で保険適用されるケースとは?値段はどのくらい? 】

長崎県の歯医者  諫早ふじた歯科・矯正歯科です。

前回 矯正歯科は保険適用外という話をしましたが、保険適用される場合もあります。

皆さんの身の回りでも矯正を受けた人は自費診療だったことでしょう。ただ、稀なケースですが、矯正治療でも保険適用されることがあります。一般的な矯正治療は100万円前後の費用がかかるので、保険適用された場合の矯正の値段はどのくらいか、とても気になりますよね。

 

▼保険適用される矯正のケース

 

矯正治療で保険適用となるケースは、大きく3つに分けられます。

1つ目は「先天性のお口に関する病気・異常」で、どのようなケースが当てはまるかは、厚生労働省のサイトをご覧ください。59の疾患が指定されており、当てはまるものがある場合はもしかしたら矯正治療で保険が適用されるかもしれません。

 

2つ目は、「重症度の高い顎変形症」です。顎の変形が著しく、正常に噛むことができない場合は、保険適用内で矯正治療を受けることができます。

 

3つ目は、「永久歯の前歯が3歯以上萌出不全で、なおかつ埋伏歯開窓の手術を必要とする」ケースです。

 

▼保険適用の矯正の値段

 

上述した通り、矯正を保険で受けられるケースというのは、かなり深刻な病気・異常を抱えている場合です。しかも、必要なるのは標準的な歯列矯正ではなく、やや大掛かりな外科手術であることが多いです。そのため、保険適用の矯正の値段について一概に語ることは難しいといえます。標準的なマウスピース矯正やワイヤー矯正が3割負担で受けられる、という話ではない点にご注意ください。

 

▼まとめ

 

このように、矯正でも保険適用されるケースは確かに存在しますが、一般の歯科医院では対処できない難しい症例が多く、当院でも対応できない場合がほとんどです。一般的な出っ歯や八重歯、乱ぐい歯などを改善する治療とは大きく異なることをご理解ください。一般的には大学病院の矯正科へ紹介をします。当院の場合は長崎大学病院の矯正科に紹介することになります。治療の値段もあまり参考にはなりませんので、今回は大まかな説明にとどめます。

通常の自費治療での矯正治療費はこちら

諫早ふじた歯科・矯正歯科