歯周病の原因はプラークと聞きましたが、プラークとは何でしょうか?
ふじた歯科ブログ
こんにちは!長崎県 諫早市 多良見町の歯医者 諫早ふじた歯科・矯正歯科の黒川です。
先日患者様から「プラークとは何でしょうか?」という質問を受けました。
プラークと聞くとあまり馴染みがありませんが、プラークとは歯垢(その名の如く歯のあかです)のことをいいます。
歯垢ときくと歯科関係のコマーシャルなどで、聞いたことがあるのではないでしょうか?
本日はこのプラーク(歯垢)についてお話ししていきます。
プラーク(歯垢)とは何なのか
歯の表面や歯と歯ぐきの境目、歯と歯の間に付着している、白いネバネバしたかたまりをいいます。
イメージとして、排水溝や浴槽に付着している水垢のようなものです。
主に成分は、約80%が水分、約20%が有機質で有機質のうち70%は細菌が占めています。
そのためプラーク(歯垢)1mgあたりの約1億個以上(1グラムなら1000億個以上)の細菌が生息していると言われています。
細菌は食べカスに含まれる砂糖(ショ糖)を利用し細菌の集落を作り範囲を広げていきます。
ではこのプラーク(歯垢)と歯周病にはどんな関わりがあるのでしょうか。
プラーク(歯垢)と歯周病の関係
歯磨きを2、3日サボると歯の表面にプラーク(歯垢)が形成されます。
または、磨き残しによって形成されます。
プラークによって歯肉(歯周組織)が炎症を起こし歯肉がはれ歯磨きの際に出血が見られるようになります。
歯周組織(歯肉)の炎症によって、歯と歯肉の境目の歯肉溝が病的に深くなったものを歯周ポケットと呼びます。
歯周ポケット内は歯周病菌である細菌が生息しやすい環境になっています。
歯周ポケットが何故悪い影響を及ぼすのかはこちらを読んでください
細菌には空気が少ない場所を好む種類がおり、主に歯周病の原因菌と呼ばれ歯周組織を破壊するためのさまざまな働きをすることで知られています。
この細菌の働きによって、歯を支えている骨、歯槽骨が破壊され始めます。
歯槽骨の破壊に伴い歯はぐらつき重度の歯周病だと歯が抜け落ちてしまう恐ろしい結果になってしまいます。
このような恐ろしい結果を防ぐためににも日頃の歯磨きはとても重要になります!
プラーク(歯垢)は水に溶けづらく歯にしっかりと付着しているため、うがいなどでは簡単には落とすことができません。歯垢がずーと除去されずにとどまると歯石に変化していきます。
そのため自分がどこを磨き残ししやすいのかを知っていることも大切ですね!
どうしても磨きづらい場所あると思います!
諫早ふじた歯科・矯正歯科ではクリーニングの際、染め出し液を使って磨き残しを確認し、患者様にあったブラシング方法を提案しています。自分の歯で一生食事ができることは幸せなことです。ぜひ生涯自分の歯で噛めるようになりましょう。
よろしければ諫早ふじた歯科・矯正歯科の検診にいらしてください。
スタッフ一同お待ちしております!