2022/12/10

ハニカミ(歯に噛み)ニュース12月号

ハニカミ(歯に噛み)ニュース12月号ができました。

諫早市の歯医者 「諫早ふじた歯科・矯正歯科」の藤田です。今回は歯石についてです。

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歯石の除去は歯の健康維持につながります! 

お口の中にたまる汚れとしては「歯垢(しこう)」が有名です。歯垢はプラークとも呼ばれるもので、その中には 無数の細菌が含まれており、虫歯や歯周病の原因となります。そんな歯垢が石のように硬くなったものを「歯石 (しせき)」といいます。歯石は取り方に注意が必要で、放置すると歯周病のリスクも上昇させます。 

✓ 歯石とは? 

歯石とは一言で言えば歯垢が硬くなったもののことで、歯みがきでみがき残した歯垢は およそ2日間ほどで歯石へと変わってしまうと言われています。 

✓ 歯石は歯磨きでは取れない 

歯石は一旦歯に付いてしまうと歯ブラシでは取れないのです。歯みがきがしにくい「歯と歯ぐきの境目」や「歯と歯の間」に できやすく、また歯石の表面はデコボコしているため、そこにさらに歯垢が付いて歯周病の原因となってしまいます。 

✓ 歯石は歯周病を悪化させる 

歯石に住み着く細菌は、歯周病、口臭などのトラブルを引き起こす恐れがあります。 歯石は、つきやすい人、つきにくい人がいます。これは体質的なものが関係している場合もあれば、 お手入れの良し悪しが関係している場合もあります。歯石自体は無害ですが、歯石に付着した細菌は 歯周病の原因となり、歯周病が進行するとお口の中だけでなく、全身の病気を引き起こす原因になる こともあります。 

 

歯石をつくらせないために 

歯石が形成されてしまう原因は、歯垢の除去が不十分であ ることにあります。 

硬い歯石に変化すると除去が困難になってしまいますが、 軟らかい歯垢の時点ではセルフケアで除去することが可能 です。歯垢が歯石へと変化する前に、歯ブラシやデンタル フロス・歯間ブラシを使って歯垢を除去しましょう。 

【歯石が付きやすい場所】

歯石ができやすいのは、唾液が分泌される下あごの前歯 の内側(舌側)部分や上あごの奥歯の外側(頬側)部分の 歯です。歯磨きを行う際にはこれらの箇所を特に意識し、 歯石の付着を予防しましょう。 

      

歯石を除去するために 

歯石除去を自分で行うという方もいるかもしれませんが、 自己流で行うと誤って歯や歯肉を傷めてしまいかねませ ん。歯石は歯科医院で除去してもらいましょう。 

歯石取りの頻度は、3~6ヶ月に1回程度 が適切です。期間に幅があるのは、お口 の状態によって歯石の形成速度も大きく 変わるからです。 

わからないことがあれば、諫早ふじた歯科・矯正歯科のスタッフまでお尋ねください