2023/05/30

保険での歯医者のクリーニング

歯医者のクリーニングは保険で受けられる?

長崎県諫早市の歯医者  「諫早ふじた歯科・矯正歯科」理事長の藤田です

歯のクリーニングというと、美容目的のように思われがちで、自費診療でしか受けられないイメージがあるかもしれません。確かに、自費診療のクリーニングなら、歯の美しさを追求することができますが、保険診療でも施術は受けられます。今回はそんな歯医者のクリーニングを保険で受けた場合と自費で受けた場合の違いをかんたんにご説明します。

 

▼保険のクリーニングについて

 

一般的には保険診療では、歯のクリーニングだけを受けることはできません。それだとやはり審美目的となってしまうので保険が適用されないのです。そのため、保険のクリーニングは定期検診の一環として行われるのが一般的です。皆さんもおそらく、定期検診・メンテナンスで歯医者を受診した際、虫歯のチェック・歯周病のポケット測定検査やチェックをしてから、それだけでは終わりませんでしたよね。そのあと、ブラッシング指導やその他の歯科的な指導ののち、歯のクリーニングが実施されたかと思います。ただ、保険診療のクリーニングにはそれほど時間がかけられません。また、使用する薬剤や器材も限られることから、クリーニングによって得られる効果も最小限にとどまります。

 

▼自費のクリーニングについて

 

歯の汚れを徹底的にとしたい場合は、自費診療のクリーニングがおすすめです。自費のクリーニングでは、30~60分ほどかけて、1歯1歯の汚れをていねいに落としていくことができます。また、保険診療のクリーニングでは使えない薬剤や器材なども活用できることから、より効率良く歯の汚れを落とすことができますよ。

 

▼保険のクリーニングがおすすめな人

 

保険診療のクリーニングでは、ある意味で“最小限の清掃”しか行うことができませんが、普段から歯磨きをしっかり行えている人ならそれで十分といえます。3ヶ月に1回程度のクリーニングでも、歯に色素が沈着せず、歯の黄ばみが目立つこともないかと思います。ですから、始めから自費のクリーニングを受ける必要はありません。まずは保険のクリーニングを試してみて、それでも着色が気になったり、歯垢や歯石の堆積が目立ったりするようであれば、自費のクリーニングに切り替えましょう。

 

▼自費のクリーニングがおすすめな人

 

上述したように、保険診療で受けられるクリーニングにはさまざまな制限がかけられています。そもそもクリーニングだけを目的とした受診は難しいため、歯の美しさをとことんまで追求したい、常に清潔な状態に保ちたい、という方には始めから自費診療のクリーニングが推奨されます。多少、費用は高くなりますが、たっぷりと時間をかけて、歯列の隅々まできれいにお掃除することが可能です。

 

▼自費のクリーニングとホワイトニングに違いは?

 

自費診療で受けることができる「ホワイトニング」もまた歯を美しくするための歯科処置であり、歯のクリーニングと混同されている方もいらっしゃるようです。実際は、処置内容から得られる効果まで大きく異なる点にご注意ください。クリーニングは歯の表面の汚れを機械的に取り除くのに対し、ホワイトニングは漂白剤を使って歯の内部の汚れを化学的に除去する処置だからです。どちらも自費診療となりますが、施術によって得られる効果が違います。

 

▼まとめ

 

このように、歯医者のクリーニングは保険診療でも受けられますが、自費診療とは内容が少し変わってきます。費用が全額負担となってもいいので、とにかく歯をきれいにしたい、頻繁に歯のクリーニングを受けたい、という方は保険ではなく、自費のクリーニングがおすすめです。当院ではどちらにも対応しておりますので、迷った際にはお気軽にご相談ください。

 

長崎県諫早市多良見町中里129-14

医療法人 夢昂会 諫早ふじた歯科・矯正歯科