2023/11/28

虫歯治療後の被せ物

■虫歯治療後の被せ物:保険診療と自費診療の違いを徹底解説

 

皆さんこんにちは、諫早ふじた歯科・矯正歯科の藤田です。今回は、虫歯治療後の被せ物について、保険診療と自費診療でどのような違いがあるのか、特徴やメリット・デメリット、費用を比較しながらお話ししていきたいと思います。

 

▼そもそも被せ物が必要になる理由とは?

 

虫歯治療後に被せ物が必要となる理由は、削った歯を守るためです。歯を削ったままにしていると、傷口がむき出しとなっている状態と同じであり、またすぐに虫歯を発症してしまいます。それどころから噛んだ時に残った歯質が割れてしまうことさえあるのです。そうした理由から、虫歯治療で歯を大きく削った後には被せ物を装着する必要が出てくるのです。

 

◎保険と自費の被せ物の違い

 

被せ物は保険診療と自費診療で選べるものが異なりますので、それぞれの違いを理解して、自分に合った選択をしましょう。

 

【保険診療の特徴】

保険診療の被せ物は、金属製のものが主流です。特に、銀歯と呼ばれる金銀パラジウム合金が一般的となっていますが、最近ではレジンやCAD/CAM冠も広く使われるようになってきました。

 

【保険診療のメリット】

 

費用が抑えられる:保険診療は自己負担額が3割で済むため、経済的負担が軽くなります。

治療期間が短い:保険診療では、良くも悪くも多くの時間や期間を割いて治療を行うことができません。そのため審美性や機能性を追求する自費診療よりも治療期間が短くなることが多いです。

 

【保険診療のデメリット】

 

審美性に劣る:金属製の被せ物は目立ちやすく、見た目が悪くなることがあります。また割れやすい、外れやすいという欠点も指摘されています。

金属アレルギーがある場合は注意:金属アレルギーのある方には適していません。ただし、レジンやセラミックを選択することで、保険診療でも安全に治療を進められます。

 

【自費診療の特徴】

 

自費診療の被せ物には、セラミックやジルコニアなどの審美性に優れた素材が使われます。これらは自然な見た目で、耐久性も高いため、長期的に安心して使用できます。

 

【自費診療のメリット】

 

審美性が高い:自然な見た目で、歯の形や色を再現することができます。

金属アレルギーの心配が少ない:金属が使用されていないため、金属アレルギーの心配が少ないです。

耐久性が高い:セラミックやジルコニアは、耐久性が高く長期的に使用できます。

 

【自費診療のデメリット】

 

費用が高い:保険診療に比べ、自費診療は費用が高くなります。ただし、長期的な耐久性や審美性を考慮すれば、コストパフォーマンスは良好です。

 

保険が適用されない:自費診療の被せ物は保険適用外のため、全額自己負担となります。

 

【費用の比較】

 

保険診療の被せ物は、自己負担額が3割で済むため、費用面で有利です。ただし、審美性や耐久性を重視する場合は、自費診療がおすすめです。

 

自費診療の被せ物の費用は、材質や技術によって異なりますが、一般的には数万円程度となります。詳細な費用については、歯科医院にお問い合わせください。

 

▼まとめ

 

虫歯治療後の被せ物について、保険診療と自費診療の違いを理解し、自分に合った選択をしましょう。費用面で有利な保険診療の被せ物は、金属製で耐久性が高いものが多いですが、審美性に劣ることがあります。一方、自費診療の被せ物は、費用が高いものの、審美性や耐久性に優れています。そんな被せ物治療で迷われている方は、いつでもお気軽に諫早ふじた歯科・矯正歯科までご相談ください。まずはていねいにカウンセリングいたします。

 

長崎県諫早市多良見町中里129-14

医療法人 夢昂会 諫早ふじた歯科・矯正歯科