2016/06/13

かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所

長崎県諫早市の歯医者  「諫早ふじた歯科・矯正歯科」です

諫早ふじた歯科・矯正歯科は かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所 として認定されています

これは 平成28年 保険改定で 新しく導入された項目で、非常にハードルが高い項目だといわれています。詳しくは以下のような1~11という11項目をクリアしないと認められません。厚生労働省の予想として全歯科医院の10パーセント未満を想定しているとのことです。これはいかに患者さんの安全に留意しているか?また院内環境に留意しているか?今後の歯科医療のあるべき姿にどれだけ理解を持って診療にあたっているのか?を基準にしていると思われます。

例えば10番の歯科用吸引装置(https://fujitashika.com/saisin.html)ですが、歯科治療ではいろいろな機器を使うので目に見えない粉じん、薬物などが飛散しています。そのままだと患者さんや治療従事者(歯科医師、衛生士、助手)が吸引して健康被害を起こす恐れがあります。それを歯科用吸引装置ですって安全に治療ができるのです。一般的な医院では移動式の吸引装置を1台購入し、診療台間を移動して使用していますが、当院では9台の診療台すべてに装備しています。これはかなりのコストがかかっております。このように今回導入された項目ですが、諫早ふじた歯科・矯正歯科では数年前から整備してきたものです。

『かかりつけ歯科機能強化型歯科診療所』として認められると、以前から当院では無料でやってきたことですが、例えば虫歯が大きくなったり、進行するのを防ぐ処置(例えばフッ素塗布や、管理)が保険で認められるようになったのです。(エナメル質初期う蝕管理加算といいます)。保険で認められましたので、算定させていただきますのでご理解のほどよろしくお願いします。

また、今回『かかりつけ歯科機能強化型歯科診療所』と認められた医院だけが算定できる項目として、歯周病安定期治療2も加わりましたので、ご理解のほどよろしくお願いします。今までは3か月に1回しかできませんでしたが、毎月行えます。また点数が変わったので、窓口での一部負担金が変わりますので、こちらも御理解のほどよろしくお願いします。

かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所の施設基準

  1. 過去1年間に歯科訪問診療1又は2、歯周病安定期治療及びクラウンブリッジ維持管理料を算定している実績があること。
  2. ① 偶発症に対する緊急性の対応、医療事故及び感染症対策等の医療安全対策に係る研修
    ②高齢者の心身の特性、口腔機能の管理及び緊急時対応等に係る研修を修了した常勤の歯科医師が1名以上配置されていること
  3. 歯科医師が複数名配置されていること又は歯科医師及び歯科衛生士がそれぞれ1名以上配置されていること 。
  4. 診療における偶発症等緊急時に円滑な対応ができるよう、別の保険医療機関との事前の連携体制が確保されていること 。
  5. 当該診療所において、迅速に歯科訪問診療が可能な歯科医師をあらかじめ指定するとともに、当該担当医名、連絡先電話番号等について、事前に患者等に対して説明の上、文章により提供していること。
  6. 当該地域において、在宅医療を担う保険医療機関と連携を図り、必要に応じて、情報提供できる体制を確保していること。
  7. 当該地域において、他の保険医療サービス及び福祉サービスの連携調整を担当する者と連携していること。
  8. 口腔内で使用する歯科医療機器等について、患者ごとの交換や、専用の機器を用いた洗浄・滅菌処理を徹底する等十分な感染症対策を講じていること。
  9. 感染症患者に対する歯科診療について、ユニットの確保等を含めた診療体制を常時確保していること。
  10. 歯科用吸引装置等により、歯科ユニット毎に歯の切削時等に飛散する細かな物質を吸引できる環境を確保していること。
  11. 患者にとって安心で安全な歯科医療環境の提供を行うにつき次の十分な装置・器具を有していること。
    ①自動体外式除細動器(AED)
    ②経皮的酸素飽和度測定器(パルスオキシメーター)
    ③酸素供給装置
    ④血圧計
    ⑤救急蘇生セット
    ⑥歯科用吸引器

医療法人 夢昂会 諫早ふじた歯科・矯正歯科
理事長 藤田浩一