こんにちは 長崎県諫早市の歯医者
諫早ふじた歯科・矯正歯科の江嶋です。
「歯磨きは念入りに時間をかけて磨くことが大切なんじゃないの?」
確かに歯の健康を保つには、毎日の歯磨きはとても大切です。
しかし、しっかり磨こうとするあまり力を入れすぎていたり
長い時間磨き過ぎたりすることでかえって歯や歯茎が
傷ついてしまいます。
今回はそんなオーバーブラッシングについてのお話をしていきます。
目次
【オーバーブラッシングとは】
オーバーブラッシングとは歯磨きのときに力が入りすぎていたり
長い時間磨き過ぎていたりすることです。
このような磨き過ぎには様々なリスクがあります。
【オーバーブラッシングによって起きるトラブル】
歯茎が下がる(歯肉退縮)
長時間力を入れて磨くことで歯茎が傷ついて下がってしまい、歯が長く見えてしまいます。
また、歯の根っこが露出することで、虫歯や知覚過敏にかかりやすくなってしまいます。
知覚過敏
歯は「象牙質」を表面の「エナメル質」という組織が覆っています。
オーバーブラッシングによって、表面のエナメル質が削れて象牙質が露出することで
冷たいものなどの刺激でズキッと痛みを感じてしまうことがあります。
【正しい歯磨きを身に付けよう】
歯ブラシ選び
まずは、歯ブラシ選びからです。自分に合った歯ブラシを選ぶことが大切です。
自分に合っていない歯ブラシを使うと歯や歯茎を傷つけ、トラブルの原因につながりかねません。
磨く時間
永久歯は、親知らずを除くと28本あります。
そのすべての歯を磨くのに要する時間は3分~5分とされています。
短すぎも良くありませんが、テレビなどを見ながらの“ながら歯磨き”で
だらだらと長い時間歯磨きをしていると歯や歯茎にダメージを与えている可能性が高いです。
歯磨き方法
〈バス法〉
歯ブラシを歯と歯ぐきの境目に45度に当て、小刻みに歯ブラシを動かします。
歯周ポケットの汚れを落とすのに適しています。
〈スクラビング法〉
歯ブラシを歯の表面に対して直角に当て、小刻みに横に動かします。
歯と歯の間の汚れを落とすのに適しています。
〈フォーンズ法〉
上下の歯を噛み合わせた状態で、歯ブラシを歯に対して直角に当て円を描きながら
歯ブラシを動かします。力加減の難しい小さなお子さんや高齢の方でも磨きやすい方法です。
歯の健康の為に必要不可欠な毎日の歯磨きですが、
間違った歯磨きをしていては本末転倒です。
皆さんは正しい歯磨きが出来ているでしょうか?
正しい歯磨きで、お口の健康を維持できるようにしましょう。