諫早市の歯医者 「諫早ふじた歯科・矯正歯科」の理事長の藤田です。
今や世界的にインプラント治療は認知されています。当院でもインプラント治療を受けられたほとんどの方が満足されています。
インプラントを入れてから20年経過症例がいくつも出てきていて、その患者様たちから大いに感謝され喜ばれています。
ただし世間的にはインプラント治療を後悔されている方もおられるようです。そこでインプラント治療を後悔されている場合に関しての記事です。
■「インプラントをやらなきゃよかった」と感じるケースとは
インプラントは成功事例を良く見聞きしますが、当然、「インプラントやらなきゃよかった」と感じる失敗事例も存在しています。今回はそんなインプラント治療で失敗する・後悔するケースについてわかりやすく解説します。
▼インプラントが抜け落ちてしまう
インプラントの成功率は極めて高くなっていますが、治療後のセルフケアやプロケア、メンテナンスを怠ることでさまざまなトラブルに見舞われます。最も多いのが「インプラント周囲炎」です。インプラントの周囲に汚れがたまり、歯周病菌の活動が活発化することで発症する病気です。顎の骨がボロボロになってインプラントが抜け落ちます。その他、上部構造やアバットメントの破損などによってもインプラントを維持できなくなることがあります。
◎抜け落ちてもすぐに戻せる?
一般的な詰め物・被せ物は、何かの拍子に取れたとしても、状態が良ければそのまま元に戻せますが、インプラントは違います。人工歯根が外れるということは、顎の骨に何らかの異常があるため、少なくともすぐに再治療することは難しいです。その原因が重度の歯周病や骨粗鬆症であれば、その他の方法で再治療を考える必要も出てきます。それならば始めからブリッジや入れ歯を選んでおけば良かったと感じる方もいらっしゃいます。
▼治療結果が想像と違っていた
インプラント治療では、必ず事前にカウンセリングや治療内容の説明が行われますが、それらが不十分だと、仕上がりに満足できないことがあります。治療結果が想像と違っていて、インプラントやらなきゃよかったと感じる方もいらっしゃいます。
◎インプラントもあくまで人工物
インプラントには人工歯根があることから、ブリッジや入れ歯と比較すると見た目、噛み心地、耐久性に優れています。その点は間違いないのですが、インプラントもあくまで人工物です。天然歯とまったく同じ状態まで回復させることはほぼ不可能といえるでしょう。ケースによっては、抜けた歯よりも使いやすくなることありますが、期待しすぎると後悔してしまうかもしれません。また、神様からもらった生まれ持った歯をなぜなくされたのか?お口の環境をより良くしないと人工物のインプラントが本来の自分の歯より勝ることはありませんので注意が必要です。
▼感染症にかかってしまった
インプラント治療には外科手術を伴います。標準的なインプラント手術では、歯茎をメスで切り開き、顎の骨にドリルで穴を開けます。人工歯根を埋め込んだ後は傷口を糸で縫合しますが、必ず感染症のリスクを伴う点にご注意ください。手術室の衛生管理が悪かったり、術後のケアが不適切であったりすると、細菌感染症などにかかって後悔する方もいらっしゃいます。これはインプラントに限らず、外科処置を伴うすべての医療行為に共通していえるリスク・デメリットとなっています。
▼インプラントで後悔しないための方法
治療が終わってから「インプラントやらなきゃよかった」と後悔しないためには、カウンセリングの段階で疑問点や不安点をすべて解消しておきましょう。また、治療後もメンテナンス等をしっかり継続することで、インプラントの脱落・故障を免れることができます。また、手術後には処方された抗菌薬をきちんと服用し、歯科医師の指示通りに口腔ケアを行うことが大切です。
▼まとめ
このように、インプラント治療では一部ではありますが「インプラントやらなきゃよかった」と感じてしまう方もいらっしゃいます。そうしたリスクをゼロにすることはできませんが、適切な方法でインプラント治療を実施して、その後のメンテナンスも正しく継続すれば、後悔することも少なくなります。そんなインプラント治療の失敗や後悔が怖いという方は、まず、お気軽に諫早ふじた歯科・矯正歯科までご相談ください。トリートメントコーディネーターが丁寧にカウンセリングいたします。